平成10929日目
2018/12/10
この日のできごと(何の日)
【京都大・本庶佑特別教授】ノーベル生理学・医学賞を受賞
ノーベル賞の授賞式が10日夕(日本時間11日未明)、ストックホルムで開かれ、本庶佑・京都大特別教授(76)がノーベル生理学・医学賞を受賞した。
本庶さんは授賞式に羽織はかまの和装で出席。スウェーデンのカール16世グスタフ国王からメダルと賞状を授与された。日本のノーベル賞受賞者は26人目で、生理学・医学賞は2016年の大隅良典・東京工業大栄誉教授に続き5人目となった。
本庶さんは免疫を抑える働きを持つ分子「PD―1」を発見、がん免疫療法に道を開いた。賞金は900万スウェーデン・クローナ(約1億1200万円)で、共同受賞者の米テキサス大教授、ジェームズ・アリソン博士(70)と分け合う。《読売新聞》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【国土交通省、警察庁】13区間でチェーン義務付け
国土交通省と警察庁は10日、全国の高速道路や国道で今冬から大雪時にタイヤチェーン装着を義務付ける対象として、2月に多くの車が立ち往生した福井県の国道8号など13区間を指定する方針を決めた。週内にも指定し、気象庁が特別警報や緊急発表を出すような異例の降雪時に規制を実施する。
内訳は高速道路が7区間、国道が6区間。過去に立ち往生が起きた急坂などがあり、近くにチェーン脱着場が整備されている場所が中心になる。新潟、長野県境の上信越自動車道や、鳥取、岡山県境の米子自動車道なども含まれる。規制の効果を踏まえ、他地域でも指定を検討する。《共同通信》
【中国】日本人に懲役12年
2015年6月に北京市で中国当局に拘束された札幌市の男性(73)に対する判決公判が10日、北京市の第2中級人民法院(地裁)であり、スパイ活動を行ったとして懲役12年の実刑と個人財産20万元(約325万円)の没収を言い渡された。日本政府関係者への取材でわかった。
スパイ容疑などで日本人が拘束される事件が15年以降相次ぎ、これまで8人が起訴されており、判決が出たのは4人目となる。
関係者によると、札幌市の男性は航空会社勤務の経験があり、中国で人脈があったとされる。どのようなスパイ活動を行ったと判決で認定されたかは明らかになっていない。《読売新聞》
【日本体操協会】塚原夫妻のパワハラ認定せず
体操女子の宮川紗江選手(19)が、日本体操協会副会長の塚原光男氏(70)と妻で協会強化本部長の塚原千恵子氏(71)からパワーハラスメントを受けたと主張していた問題で、日本協会は10日、東京都内で記者会見を行い、調査した第三者委員会(委員長=岩井重一・元日弁連副会長)の報告内容を公表した。それによると、宮川選手の訴えた内容を明確にパワハラと認定したケースはなかった。
報告を受けて日本協会は同日、臨時理事会を開き、塚原夫妻へ9月に科した職務一時停止措置の解除を決定。また、協会の許可なしで記者会見を開いた宮川選手の行動や、報告書で不適切とされた千恵子氏の言動などを倫理規定などに基づいて検証する「特別調査委員会」、第三者委の提言を実行に移すための「提言事項検討委員会」を設立することも決めた。《読売新聞》
【巨人・原辰徳監督】殿堂入りを祝う会
今年の野球殿堂(競技者表彰エキスパート部門)入りを果たした読売巨人軍監督の原辰徳氏(60)を祝う会が10日、東京都内のホテルで行われた。
原氏は冒頭、長嶋茂雄終身名誉監督から監督を引き継いだ時のエピソードなどを交えながら、「周りの支え、影響、協力が現在の自分を作り上げている」と感謝の言葉を述べた。今オフの監督復帰については、「私の帰るところは読売巨人軍。決断に何の妨げもなかった。巨人のOB代表として戦っていく」と語った。
会には、安倍首相や巨人OB会顧問でソフトバンク球団会長の王貞治氏、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆ら560人が出席。安倍首相は「スターというのは持って生まれた華がないといけない。原さんはまさにスター」などとあいさつした。《読売新聞》
【安倍晋三首相】改正憲法20年施行目指す
安倍晋三首相は10日夜、臨時国会閉幕を受けて官邸で記者会見し、2020年の改正憲法施行を目指す考えを改めて表明した。今国会で自民党改憲案4項目の提示が見送られたことを踏まえ「20年に新しい憲法を施行させたいとの気持ちは今も変わらない」と述べた。外国人労働者の受け入れを拡大する改正入管難民法に関し「地方で中小事業者が深刻な人手不足に直面している。この現実に向き合わなければならない」と訴え、国民に理解を求めた。
改正入管法は野党から「準備不足」と強い批判を受け、参院本会議での成立が8日未明にずれ込むなど混乱した。《共同通信》