令和339日目

2020/04/03

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

国内新規感染354人

新型コロナウイルスの感染拡大で、国内では3日、東京都で89人、大阪府で35人、神奈川県で31人など新たに計354人の感染が判明した。1日当たりの感染者数が300人を超えたのは初めて。この日に死亡が確認された感染者は4人で、九州と四国では初めて死者が確認された。

茨城県では10人の陽性者が判明。このうち8人は、いずれもクラスター(感染集団)が発生した同県神栖市の障害福祉サービス事業所と、つくば市の介護老人保健施設の利用者や職員らだった。

愛媛県では7人の感染が判明し、うち4人が松山市で3月22、23日に営まれた葬儀の参列者やその濃厚接触者だった。関連する感染者は計9人に上り、このうち80歳代男性が死亡した。福岡では90歳代の女性の死亡が判明した。《読売新聞》

アパホテル、感染者受け入れへ

アパホテルを全国で展開するアパグループは3日、新型コロナウイルスの軽症の感染者をホテルに受け入れる意向を明らかにした。政府から打診があり、全面的に受け入れると回答した。

今後、政府と利用期間や宿泊費用などの詳細を具体的に協議する予定で、従業員の安全を確保した上で対応していくという。一般宿泊者に配慮するため、ホテル一棟の借り上げを求める。また3日から医療関係従事者を対象に、全てのアパホテルに半額で宿泊できるようにした。6月30日まで。《共同通信》

飛田新地、全店休業

大阪市西成区の歓楽街「飛田新地」の飛田新地料理組合は3日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、加盟する約160の料亭全店の休業を始めた。再開時期は未定。

緊急事態宣言が出た場合に営業を見合わせる方針を示していたが、前倒しした。組合の担当者は「刻一刻と事態が移り変わる中で判断した。社会の安定を願っている」と話した。

飛田新地は古い木造の商店や料亭が立ち並び、古くは日本有数の遊郭として知られた。全店休業は1989年の昭和天皇の「大喪の礼」や、昨年6月の20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)の時期にも実施された。《共同通信》

プロ野球、24日開幕を再延期

プロ野球は3日、12球団代表者会議を開き、新型コロナウイルスの感染拡大で延期しているセ、パ両リーグ公式戦開幕を、目標としていた24日からさらに延期すると決めた。各球団143試合のレギュラーシーズン実施は難しくなった。

斉藤惇コミッショナーは記者会見で、新たな開幕日は4月下旬から5月上旬に決定したいとの考えを示し「当初強く希望していた143試合の予定を減らすことも検討せざるを得ない」と述べた。消極的だった無観客試合についても「こういう状況だから否定できない。考慮の一つにある」と語った。当初は3月20日の開幕予定だったが、延期を繰り返す事態に追い込まれた。《共同通信》

大相撲名古屋場所、2週間延期に

日本相撲協会は3日、東京都墨田区の両国国技館で臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、5月10日に初日を予定していた大相撲夏場所(両国国技館)を2週間延期することを決めた。5月24日を初日とし、千秋楽は6月7日の想定。名古屋場所(ドルフィンズアリーナ)も2週間ずらし、7月19日が初日、8月2日を千秋楽に変更した。

日程の延期はゴールデンウイークの時期を避けて1週間遅らせた2013年夏場所以来。夏場所に関しては、通常開催を目指しながら無観客実施や中止などの可能性を含め、状況に応じて変更を検討していく。《共同通信》

NHK、ディレクターが感染

NHKは3日、国際放送局の40歳代の男性ディレクターが新型コロナウイルスに感染したと発表した。

NHKによると、男性は東京都渋谷区のNHK放送センターで勤務。3月23日に医療機関で「風邪」と診断され、自宅療養していたが、平熱に戻ったため30日に出勤。同日、帰宅後に発熱があり、再び自宅療養しながら別の医療機関で検査したところ、3日に陽性と判定された。

男性は番組制作に携わっており、NHKは、男性の職場を消毒し、発熱後の男性と接触した職員らを自宅待機としている。《読売新聞》

駐日米大使、クルーズ船対応で謝意

米国のジョセフ・ヤング駐日臨時代理大使は3日、ビデオメッセージを公開し、新型コロナウイルスの集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の日本の対応について、「米国人乗客は最高のケアを受けた」と述べ、謝意を示した。

ヤング氏は日本各地で入院していた米国人が手厚い看護や治療に感謝しているとして、「優秀な地域医療だけでなく、日本のすばらしい『おもてなし』の心を映し出すものだ」と語った。また、米政府が乗客らを帰国させる際、自衛隊の協力を受けたことについては、「今年60周年を迎えた日米同盟は感染対応でも連携を見せた」と話し、意義を強調した。《読売新聞》

安倍首相、緊急事態は「まさに瀬戸際が継続」

安倍首相は3日の参院本会議で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出やイベントの自粛要請について「都市封鎖(ロックダウン)や強制的な外出禁止、生活必需品以外の店舗封鎖など、強硬な措置を回避するためのものだ」と述べ、国民に理解と協力を求めた。

国内の感染状況については「東京をはじめとして都市部を中心に感染者数が急増し、感染経路が不明な感染者も急増している」と危機感を訴えた。首相は現時点で緊急事態宣言を出す事態には至っていないとの認識を示す一方で、「まさに瀬戸際が継続している。必要な状況になれば、ちゅうちょなく宣言を行う」とも述べた。《読売新聞》

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【東京株式市場】

3日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は5営業日ぶりに小幅反発した。終値は前日比1円47銭高の1万7820円19銭。サウジアラビアやロシアなど主要産油国が協調減産を再開するとの見方が広がり、産油国の景気悪化懸念がひとまず後退した。ただ新型コロナウイルスの感染拡大への不安も強かった。

週間下げ幅は計1569円24銭で、今年3位の大きさとなった。3日の東京証券取引所第1部の出来高は約14億9900万株と、約1カ月ぶりの低水準だった。東証株価指数(TOPIX)は4.74ポイント安の1325.13。《共同通信》

【羽田空港】新飛行ルート初適用

羽田空港の着陸機が東京都心上空を通過する新たな飛行ルートが3日、初めて運用された。近年の航空需要の増大を受けて導入されたが、新型コロナウイルスの影響で航空各社は大幅減便しており、この日の通過機も少なかった。

新ルートは羽田の国際線を年約4万回増便させるために導入された。3月29日から運用可能になったが、条件である南風が吹かず、見送られていた。国土交通省によると、通常は1時間あたり最大44便飛ぶが、この日運用された約2時間40分間で計68便にとどまった。《読売新聞》

【山尾志桜里衆院議員】勉強会を開催

立憲民主党を離党し、無所属となった山尾志桜里衆院議員が呼び掛けた勉強会が3日、国会内で開かれ、国民民主党の玉木雄一郎代表とれいわ新選組の山本太郎代表が出席した。3氏は憲法改正や消費税減税をめぐって共通点もあり、野党合流の新たな軸になるとの見方が浮上している。立民執行部は批判勢力の結集につながりかねないと警戒する。

「永田町の非常識が世の中の求めている方向に変わっていくのではないか」山尾氏は勉強会終了後、記者団にこう述べ、今回の取り組みを政党間の駆け引きを重視する“国対政治”の脱却につなげたいとの考えを強調した。《産経新聞》

【志賀勝さん】死去

志賀勝氏(俳優)3日午後8時14分、拡張型心筋症のため京都市左京区の病院で死去、78歳。京都市出身。

脇役俳優集団「ピラニア軍団」を結成。こわもての風貌を生かし、やくざ映画や時代劇で活躍した。主な出演作に「仁義なき戦い」シリーズ、「俺達に墓はない」など。歌手としても活動した。《共同通信》

【C・W・ニコルさん】死去

作家で環境保全活動家としても知られるC・W・ニコルさんが3日午前10時57分、直腸がんのため長野市の病院で死去した。79歳。英国出身。葬儀・告別式は近親者で行った。後日、お別れの会を開く予定。

1940年、ウェールズ生まれ。17歳でカナダに渡り、海洋哺乳類の調査研究に従事。北極探検にも10回以上出かけた。60年代に空手の修行のため初めて来日。日本の自然に魅了され、80年に長野県へ移住した。執筆活動の傍ら、長野県内の荒れた里山を購入して「アファンの森」と名付け再生活動を進めた。著書に「勇魚」「風を見た少年」など。《共同通信》



4月3日 その日のできごと(何の日)