平成10985日目
2019/02/04
この日のできごと(何の日)
【安倍晋三首相】独・メルケル首相と会談
安倍晋三首相は4日、ドイツのメルケル首相と官邸で会談し、安全保障分野での連携を強化するため、機密情報の交換を可能にする「情報保護協定」の締結で大筋合意した。米中の貿易摩擦が続く中、自由貿易体制の維持に向けて協力する方針で一致した。
協定の締結により、両国間で軍事機密やテロ情報の交換が容易になる。ドイツ側が中国の海洋進出を背景に、インド太平洋地域の安定に関心を向け始めていることを踏まえ、同地域での協力につなげたい考えだ。
安倍首相は会談後の共同記者会見で「自由で開かれた経済システムの維持、強化に日本とドイツで緊密に協力していく」と強調した。《共同通信》
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【悠仁親王殿下】お茶の水大付属中に進学
宮内庁は4日、秋篠宮ご夫妻の長男で、お茶の水女子大付属小6年の悠仁さま(12)が4月から、同大付属中に内部進学すると発表した。3日に必要な筆記試験を受け、4日夕に合格が発表された。宮家の職員が確認し、本人に伝えた。
秋篠宮さまは昨年11月の誕生日記者会見で、中学の進学先について具体名は明かさず「いい教育をしてくれるところだといいなと親としては思っています」と話されていた。
宮内庁幹部によると、悠仁さまは別の学校への進学も検討したが、両親と相談し、慣れ親しんだ学校での内部進学を選んだという。お茶の水女子大付属高は女子校のため、高校は外部に進学する見通し。《共同通信》
【北陸地方】初一番
暦の上で春が始まる日とされる「立春」の4日、日本列島は前線を伴った低気圧が日本海から北日本に通過した影響で本州に南風が吹き込み、北陸で春一番が吹くなど、広範囲で春めいた陽気となった。ただ気象庁によると、5日は気温が大きく低下し関東で冬の気候に逆戻りする見込み。北日本や北海道でも猛吹雪となる恐れがあり、交通障害などに警戒が必要だ。
気象庁によると、3日から4日にかけて2つの低気圧が日本海を東北東に進んだため、本州で強い南風が吹いた。この影響で、都心では平年より9・7度高い19・4度、仙台市青葉区でも9・9度高い12・4度と、3~4月並みの暖かさとなった。《産経新聞》
【柔道・松本薫選手】引退発表
柔道女子57キロ級で2012年ロンドン五輪金メダルの松本薫(31)が4日、所属先のベネシードを通じて現役引退を発表した。7日に東京都内で記者会見を開く。
松本は昨年11月の講道館杯全日本体重別選手権で1回戦敗退。20年東京五輪代表入りが絶望的となり、第一線を退く意向を表明していた。
金沢市出身。石川・金沢学院東高(現金沢学院高)、帝京大と進んで実力をつけ、闘志あふれる柔道スタイルから「野獣」の異名で親しまれた。得意の足技や寝技を生かし、世界選手権は10年と15年に優勝を果たしている。
3位だった16年リオデジャネイロ五輪後に結婚した。《共同通信》
【プロ野球・オリックス】成瀬善久投手を獲得
オリックスは4日、キャンプで入団テストを実施していた元ヤクルトの成瀬善久投手(33)を獲得したと発表した。成瀬は「このような機会を与えられて感謝しかない。一つでも勝利に貢献したい」と抱負を語った。年俸は1500万円の出来高払い。
西村監督は制球力を評価。先発での起用の可能性も示唆した。
成瀬は昨季限りでヤクルトから戦力外通告を受けた。プロ通算96勝。(年俸は推定)《共同通信》
【細野豪志元環境相】自民党入党に意欲
自民党二階派(志帥会)に特別会員として入会した無所属の細野豪志元環境相=衆院静岡5区=は4日、東京都内で政治資金パーティーを開き、「自民党の中で自分の政策の実現を目指す」と改めて自民党入党に意欲を示した。
旧民主党政権で要職を務めた細野氏は、現在の野党は立憲民主党が軸となり、参院選では共産党と選挙協力する可能性があると強調。「安全保障の信条、憲法改正の考え方がどうしても合わない。野党に入る選択肢はあり得なかった」と語り、支援者に二階派入りへの理解を求めた。
「北朝鮮、北方領土の問題もある中で安倍外交は本当によく頑張っていると思う」とも述べた。
パーティーには二階派を代表して河村建夫会長代行が出席。「政界では昨日の友は今日の敵であり、昨日の敵は今日の友ということもある」と述べた。「これまでの経験を政界に生かし、いずれトップに立っていただきたい」と「将来の総裁候補」としての期待感も示した。パーティーに野党議員は出席しなかった。《産経新聞》
【根本匠厚生労働相】監察委調査で陳謝
根本匠厚生労働相は4日の衆院予算委員会で、厚労省による毎月勤労統計の不正を調査する特別監察委員会の中立性が疑われているとの指摘に「第三者性を強調し過ぎた点は反省している」と陳謝した。監察委を巡り、根本氏は「第三者性は担保されている」と強弁してきたが、厚労省幹部が聴取に同席するなど、お手盛り調査との批判が強まっていた。自民党の小泉進次郎氏は不正の報告を受けながら、翌日に勤労統計の確報値を公表した点について「大臣の責任もある」と指摘した。
安倍晋三首相は続発する統計不正に関し「総務省統計委員会に検証部会を設置し、徹底した検証を行う」などと述べた。《共同通信》
【安倍晋三首相】統計不正「GDPに影響なし」
安倍晋三首相は4日の衆院予算委員会で、厚生労働省の毎月勤労統計の不正問題に関し「国内総生産(GDP)には影響はない。他の統計への影響を関係省庁で精査している」と述べた。野党は、不正を調査する特別監察委員会が組織的隠蔽を否定したことを批判し、厚労省の外に調査機関を設置するよう要求した。根本匠厚労相は省外設置案を拒否。首相は「監察委が行う検証や実態解明は厚労省職員の関与を極力排除した形で行うのが望ましい」と強調した。
野党は賃金構造基本統計の不正で更迭された厚労省幹部の参考人招致を求めたが、与党は後任が答弁すべきだとして拒否した。《共同通信》