平成10583日目
2017/12/29
この日のできごと(何の日)
【台湾・蔡英文総統】防衛力強化へ決意
台湾の蔡英文総統は29日、桃園市内で年末の記者会見を開き、空軍機の台湾への接近などが常態化している中国軍の脅威を視野に、防衛力を強化する決意を示した。
蔡総統は「この地域で中国の軍拡姿勢はますます明確となっている」とした上で「3軍の統帥として国防戦力を強化し国家の完全を守ることは最重要任務の一つだ」と述べた。また中国軍の動きは台湾に対してだけでなく、東アジア地域全体に対する懸念だとした上で、安全保障面で周辺国と連携を強める考えを示した。
また「中国の指導者は理性的であるはずで、武力(による)統一は選択にないだろう」との認識を示した。《共同通信》
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【サッカー・大久保嘉人選手】川崎に復帰
J1通算最多の179得点を挙げているF東京の元日本代表FW大久保嘉人(35)が、2016年シーズンまで4季在籍した川崎に完全移籍で復帰すると29日、両クラブが発表した。
大久保はC大阪、ウォルフスブルク(独)などを経て、13年に川崎へ加入。13~15年に3季連続でJ1得点王に輝き、4季で計82得点を挙げた。今季移籍したF東京では故障もあり、28試合出場で8得点だった。
大久保は「またフロンターレでサッカーができることをうれしく思う。覚悟を持って、チームのために結果を残す。今は、それしか考えていない」との談話を出した。《読売新聞》
【鹿児島空港】整備士が翼の下敷きに
29日午後0時50分頃、鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、整備のため地上を移動中の海上保安庁の航空機が傾き、日本エアコミューター(JAC)整備士のAさん(31)(霧島市国分福島)が左翼の下敷きになった。Aさんは頭を打って意識不明となり、病院に搬送されたが、約2時間後に死亡した。
県警霧島署や第10管区海上保安本部(鹿児島市)によると、機体は鹿児島航空基地所属の「うみつばめ」(サーブ340型、全長約20メートル)。Aさんは同僚約10人と牽引けんいん車で機体を後ろから引っ張って格納庫に移動させる作業をしていた。
機体の左後輪が格納された状態だったといい、同署は、何らかの理由で車輪が格納され、バランスを失った可能性があるとみている。Aさんは左翼の下で誘導などを担当していたという。《読売新聞》
【東京株式市場】大納会
2017年最後の取引となる大納会を迎えた29日の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は前日比19円04銭安の2万2764円94銭で取引を終え、年末株価としては1991年(2万2983円)以来、26年ぶりの高値をつけた。東京証券取引所1部の時価総額の合計は約674兆円で、年末としては過去最高を更新した。
日経平均が前年末の終値を上回るのは6年連続で、78~89年の12年連続以来の長さとなった。年間の上昇率は19・1%で前年(0・4%)を大きく上回り、13年(56・7%)以来の上げ幅だった。《読売新聞》
【イスラエル】ユネスコ脱退を正式通知
国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアズレ事務局長は29日、イスラエルから正式に脱退通知を受け取ったと明らかにした。脱退時期は2018年末。AP通信などが伝えた。今年10月にユネスコの姿勢が反イスラエル的だとして脱退を発表した米国に続いた。アズレ氏は声明で、イスラエルの決定を「非常に残念だ」と表明した。
イスラエルは今月22日、ユネスコが「ユダヤ人の歴史をイスラエルの土地から切り離そうとしている」などと非難し、今年中に脱退を正式に通知するとしていた。米国の脱退時期も18年末。
ユネスコが11年、独立国家として国際的な承認を得ていないパレスチナの正式加盟を認めたことに、イスラエルは強く反発。16年にエルサレムの世界遺産の一部を破壊しているなどとユネスコが決議したことも批判していた。《共同通信》
【自民党・二階俊博幹事長】安倍総裁3選支持明言
自民党の二階俊博幹事長は29日、来年9月の党総裁選で安倍晋三首相の3選を支持する考えを重ねて表明した。訪問先の北京で同行記者団と懇談し「1回言ったことは貫き通さなければならない」と述べた。「選挙をやったほうがよいという人もいるが、円満に進んでいて国民の大半が納得している場合は、選挙があろうがなかろうが特に問題視する必要はない」とも語り、無投票でも問題ないとの認識を示した。
二階氏は10月の衆院選直後も「安倍首相の後は安倍首相だ」などと述べ、3選支持を示してきたが、無投票にまで言及したことは、出馬が取り沙汰される岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長らを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。岸田派と並び第4派閥の二階派は早期に首相支持を打ち出す構えだ。《産経新聞》
【菅義偉官房長官】沖縄県名護市を訪問
菅義偉官房長官は29日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先である沖縄県名護市を訪問した。移設先周辺の住民と懇談し「政府として、生活環境の保全や地域振興に配慮する」と表明。自動車専用道路の建設現場も視察した。移設の是非が争点となる来年2月の同市長選をにらみ、地域経済の発展や基地負担軽減に向けた政府の取り組みをアピールする狙いだ。
名護市長選に出馬する予定で、移設容認の立場で活動してきた元名護市議の渡具知武豊氏とも面会し、勝利に向けた協力を確認した。自民党県連と公明党県本部は渡具知氏の推薦を決めている。市長選には、移設反対の現職、稲嶺進氏も立候補する。《共同通信》