平成6611日目
2007/02/13
【民主党】元代表トリオが安倍首相を攻撃
衆院予算委員会で13日、民主党の菅直人代表代行と岡田克也副代表、前原誠司氏の3人が相次ぎ質問に立った。菅氏は格差、岡田氏は財政、前原氏は外交を中心に波状攻撃。民主党きっての論客から理詰めで追及された安倍晋三首相は、感情もあらわに反撃する場面が目立った。
「首相は格差という言葉から逃げているのではないか」菅氏が指摘すると、首相は「指摘はまったく当たらない。生活必需品が調達できない絶対的貧困率は、先進国で最も低い水準にある」などと色をなして反論。
岡田氏は、政府が所得税の定率減税を廃止しながら法人税を据え置いたことを「国民感情として割り切れない」と批判。首相は景気が回復傾向にあるとして「廃止は当然。投資が活発に行われるようにするためにも、法人税減税を行った」と反論した。
前原氏は、拉致問題の解決を最優先する首相について「こだわりすぎると6カ国協議での発言を失う」と挑発。首相は「賢明な前原氏がなぜそういうことを言うのか」と気色ばんだ。《共同通信》
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【金沢夫婦強殺事件】当時17歳の元少年が控訴取り下げ
金沢市の民家で2004年、夫婦を殺害し現金を奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われ、昨年12月、1審金沢地裁で無期懲役の判決を受けた当時17歳の元少年(20)が13日、自ら控訴を取り下げ、無期懲役が確定した。《共同通信》
【この日の民主党】
本当の格差是正策はどちらか対立軸を示していく 予算委後に代行
菅直人代表代行は13日、国会内で記者団に問われ、衆議院予算委員会での質疑の印象を語った。
特に重要と思った点として菅代表代行は、格差が生まれてくる原因への認識が首相にはほとんどない点を問題視した。格差が生まれる原因として「産業構造の変化」と「市場原理主義的な政策が行き過ぎ」があると菅代行は指摘したうえで、首相が一つ目については言及はなく、二つ目は成長さえすれば格差はなくなるだろうとの認識が示されたと分析。「市場原理主義ではないと言いながらも市場原理主義的な方向をとらえるつもりなのかと思った」と述べ、民主党との大きな対立軸になっていくだろうとの見方を示した。
「つまりは、ホワイトカラー・エグゼンプションに代表されるような、カッコつきの規制緩和を進めようとするのか、それとも最低賃金を維持するなど、格差を少なくする政策を取るのか、これからの大きな対立軸が見えてきた」とも重ねて語った。
パート労働法案に代表されるように、まさに中身の問題を予算委員会や他の委員会で堂々と議論していく考えも改めて表明。「政府がやろうとしていることは本当に格差是正に値するのか、それよりもどちらかといえば経済成長力を高めるためには逆に格差が拡大してもいいというのか、この辺りは真正面から議論していきたい」と述べた。《民主党ニュース》