平成4998日目
2002/09/14
この日のできごと(何の日)
【功明ちゃん誘拐殺人事件】公訴時効成立
1987年9月、群馬県高崎市筑縄町の消防署員Hさん(58)の長男で幼稚園児の功明ちゃん=当時(5)=が誘拐、殺害された事件は14日午前0時で時効(15年)を迎える。戦後に発生した身代金目的の誘拐殺人では唯一の未解決事件となる。
発生時から捜査に当たった群馬県警幹部は「断腸の思い。言葉に言い表せないほど悔しい」と語った。功明ちゃんは87年9月14日夕、「神社に遊びに行く」と自宅を出て行方不明になった。
男の声で現金2000万円を要求する電話などが自宅にあったが、2日後の16日午後零時半に自宅から約6キロ離れた寺沢川で遺体が見つかった。高さ13メートルの橋から生きたまま投げ落とされていた。《時事通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【大相撲秋場所】
大相撲秋場所7日目(14日・両国国技館)横綱、大関陣は安泰。再起を懸ける横綱貴乃花は栃乃洋を右上手出し投げで下し、5勝2敗とした。横綱武蔵丸は関脇若の里を難なく押し出して6勝1敗。新大関朝青龍は隆乃若を逆転の右下手投げで下し、ただ1人7戦全勝。若の里は5勝2敗。ほかの大関陣は、千代大海が苦戦の末に小結高見盛を押し出し、琴龍を押し出した武双山とともに1敗を守った。魁皇は霜鳥を寄り切って5勝2敗。高見盛は全敗。関脇土佐ノ海は小結貴ノ浪を突き落として4勝3敗。貴ノ浪は4敗目。全勝の朝青龍を1敗で武蔵丸ら5人が追う展開。十両は金開山と豊桜が1敗でトップ。《共同通信》
【J1】
Jリーグ1部(J1)第2ステージ第3節第1日(14日・ジュビロ磐田スタジアムほか=6試合)両ステージ制覇を狙う磐田は、ホームで浦和に1−2で敗れた。浦和は3連勝で、磐田のリーグ戦の連勝は9(1分けを挟む)でストップ。仙台は1−0で横浜Mを破り、第1ステージからの連敗を5で止めた。横浜Mは開幕3連敗。名古屋は市原に快勝し1分けを挟み8連勝。G大阪、広島はVゴール勝ちした。京都は柏に競り勝った。《共同通信》
【サッカー】
サッカーのイングランド・プレミアリーグで、MF稲本潤一が所属するフラムは14日、サンダーランドと対戦、稲本はトップ下の位置で3試合連続で先発出場し、前半34分に2試合連続ゴールを決めた。稲本はこの後の2得点にも絡みチームは3−0で快勝、通算3勝1分けとなった。
アウェーのフラムは守勢に回ったが、前半34分、左からのセンタリングが右にこぼれたところに稲本が詰め、ワントラップ後、左足でゴール左に先制シュートを決めた。《共同通信》
【北海道・サロマ湖】遊漁船転覆事故
14日午前、サロマ湖湖口近くで遊漁船「はやぶさ」(長さ8.69メートル)が横波を受けて転覆、沈没し、乗っていた10人全員(いずれも自衛隊員)が海に投げ出された。5人が救助されたが、このうちNさん(49)とKさん(37)の2人が死亡、5人が行方不明。紋別海上保安部の巡視船「そらち」などが夜通しで現場海域で捜索を続けている。
同保安部などの情報によると、10人はいずれも旭川の陸上自衛隊北海道補給所近文台燃料支処の自衛官と技官。同船は亡くなったNさんが旭川の知人から借りていた。
同船はこの日早朝にサロマ湖内の登栄床漁港を出港、オホーツク海でカレイ釣りをして、同漁港に戻る途中に転覆した模様。事故当時、海面は海上はうねりが高かった。《北海民友新聞》
【民主党代表選】演説会で新ルール
民主党は14日、横路孝弘副代表、菅直人幹事長、鳩山由紀夫代表、野田佳彦衆院議員の4氏が争う代表選の合同演説会について、横並びで自らの委員だけを表明する方法を改め、屋内会場に限り、他候補への質問や反論を認める方式を導入した。
選挙戦中盤で急きょ、ルール変更に踏み切ったのは肝心の政策論争が一向に盛り上がらず、各陣営から「演説会が候補者の言いっ放しで、面白くない」との声が相次いだためだ。しかし、初回となった同日の演説会もほとんど従来通りの一方通行に終わり、候補者が「先に質問しておけばよかった」(野田氏)と反省する場面も。聴衆から「違いがよく分からない」との声が漏れるなど、新ルールも期待外れに終わった。
同日、岡山市内のホテルで開かれた演説会は、各候補が最初の10分間で自らの政見と他候補への質問を行い、2順目の各5分間で質問への回答や反論が認められた。しかし実際は菅氏が2順目で「赤字を増やさないための財政規律と景気対策としての財政出動をどう考えるか」と聞いただけ。
菅氏の前に発言した横路氏は発言順から答えられず、鳩山、野田両氏は「財政規律と景気対策の二兎を追う」と回答は一致。「司会者が勝手にテーマを絞るわけにはいかず、議論をふっかけてる相手が乗ってこなければそれまで」(伊藤忠治・党中央選管委員長)との懸念が的中した格好だ。《共同通信》
【イラク・サブリ外相】査察を拒否
イラクのサブリ外相は14日午前、ニューヨークで、フランスのドビルパン外相と会談、イラクが国連による大量破壊兵器の査察を無条件で受け入れる意思がないことを表明した。
サブリ外相は「査察要員の復帰だけが安全保障理事会決議の内容ではない」と言明。米英両国がイラクの北部と南部に設定した「飛行禁止空域」の撤廃などに加えてイラクの「主権尊重」も要求、米国にフセイン政権打倒のための軍事行動を放棄するよう主張した。
フランスを含む安保理常任理事国5カ国は13日に対イラク決議案の作成のための協議を開始したばかり。サブリ外相は国連総会出席のため、ニューヨークに滞在している。《共同通信》
【日・イラク外相会談】
川口順子外相は14日午後、国連本部でイラクのサブリ外相と会談した。川口外相が「国連による(大量破壊兵器の)査察を即時、無条件、無制限に受け入れるべきだ」と求めたのに対し、サブリ外相は「イラクは米英両国の(空爆による)脅威の犠牲者だ。大量破壊兵器保有の証拠は何もない」などと反論し、平行線に終わった。
日本とイラクの閣僚の会談は12年ぶり。川口外相は、米国が「期限付きの新たな国連決議」を要求するなど、イラク攻撃を視野に圧力を強めている状況を受け、急きょサブリ外相と会談した。
サブリ外相は「イラクは査察受け入れに消極的なわけではない」とした上で、「問題はイラクが北部、南部で米英の攻撃を毎日のように受け、主権を侵されていることだ」と主張。北部と南部の飛行禁止空域での両国による空爆の停止など、イラクの要求が実現しない限り査察受け入れは困難と強調した。《共同通信》
【イラク・アジズ副首相】「米国連演説は作り話」
イラクのアジズ副首相は14日、バグダッドで外国人記者団と会見し、ブッシュ米大統領が12日の国連演説で列挙したイラクに関する「山ほどの罪状」は「ブッシュ氏とブレア氏(英首相)の作り話だ」などと真っ向から反論した。
ブッシュ大統領の演説にイラク政府高官が本格的に反論したのは初めて。副首相は、国際社会がイラクに求めている大一量破壊兵器開発疑惑に絡む国連査察再開問題では、国連制裁の解除や米国の一方的な攻撃の回避なども含めた「包括的な枠組み」の中での解決を期待すると述べ、事実上、「無条件査察再開」は受け入れられないとの従来の主張を繰り返した。
副首相は、湾岸戦争終結後の1991年から国連査察団がイラクを後にした98年12月までの間に「何回も査察を行ったが、何も発見できなかった」と強調し、イラクが化学兵器などを集積しているなどとする米国の主張を否定した。
「98年12月のイラク空爆では、米英両国が年初から攻撃の口実を作り出すキャンペーンを行った」と主張。「今回の状況は、当時と似ていると述べ、ブッシュ大統領のイラク非難は「ただ、イラク攻撃の口実を探るためのキャンペーンだ」と断した。
イラクが国連決議に違反してテロ組織を支援しているとブッシュ大統領が指摘した点については「イラク国内にアルカイダの拠点などはなく、イラクはタリバン政権も承認していない。そもそも(アルカイダの指導者)ウサマ・ビンラディンは、90年のイラクのクウェート侵攻の際、自ら武器を取ってイラクと戦おうとした人物ではないか」と反論した。《共同通信》
【陸上・国際グランプリ】
陸上の国際グランプリ(GP)ファイナルは14日、パリで行われ、男子100メートルでティム・モンゴメリ(米国)が9秒78の世界新記録をマークし優勝した。従来の記録はモーリス・グリーン(米国)が1999年にアテネでマークした9秒79。
記録公認ぎりぎりの追い風2.0メートルの中、昨年の世界選手権2位のモンゴメリは絶好のスタートを切った。ピストルの反応時間は0秒104と8人中最高。中盤以降もよくストライドが伸び、グリーンの記録を0秒01上回った。2位のドウェイン・チェンバーズ(英国)も9秒87の好記録。3位のジョン・ドラモンド(米国)が9秒97、4位のキム・コリンズ(セントクリストファーネビス)が9秒98と、4人が10秒を切った。
男子ハンマー投げでは、日本記録保持者の宝伏広治(ミズノ)が81メートル14で優勝して、日本選手として初の種目別優勝を遂げ、賞金5万ドル(約600万円)を獲得した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は14日、オークランドでのアスレチックス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数無安打に終わった。打率は、トップと1分7厘差の3割2分3厘(4位)。試合はアスレチックスが1−0で勝ち、マリナーズは2試合連続の零封負けで6連敗。
マリナーズは首位に並ぶアスレチックス、エンゼルスとの差が9ゲームに開き、ワイルドカード(最高勝率の2位)争いでも4位に落ちた。
カージナルスの田口外野手は、アストロズ戦の八回無死一塁に代打で出場し、投前に犠牲バントを決めた。カージナルスはこの後、貴重な2点目を入れ2−1で勝った。
ジャイアンツの新庄外野手はパドレズ戦で九回表の守備から中堅で出場、打席はなかった。試合はジャイアンツが12−4で勝った。ナ・リーグのワイルドカード争いは、ジャイアンツがドジャースに1ゲーム差のトップを守った。《共同通信》