平成2867日目

1996/11/13

この日のできごと(何の日)

【清原和博内野手】巨人と入団交渉

フリーエージェント宣言した西武の清原和博内野手(29)は13日、東京都内のホテルで移籍先として有力な巨人と入団交渉を行なった。巨人は金銭面などの条件を提示したが、15日に阪神との交渉を控えている清原は即答を避けた。

交渉にあたった巨人の深谷尚徳球団代表は「新しい巨人のリーダーになれる選手がほしい」と入団を要請し、契約年数や年俸の条件を示した。これに対し、清原は「評価していただき感謝している。阪神の話を聞いて、ゆっくり時間をかけて決めたい」と話し、結論は次回以降の交渉に持ち越された。巨人の仲村清昭広報部長は「必要になれば(次回交渉に)長嶋茂雄監督が出ることになる」と語った。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【Jリーグ・チャンピオンファイナル】1回戦

サッカーのサントリーカップ・Jリーグ・チャンピオンファイナルは13日、カシマスタジアムほかでJリーグとJリーグカップの各上位2チームが出場して1回戦を行い、ともにPK戦の末、リーグ王者の鹿島アントラーズと2位の名古屋グランパスが勝って20日の決勝(国立競技場)へ進んだ。

カップ2位のヴェルディ川崎と対戦した鹿島は前半9分にマジーニョが先制したが、後半に追いつかれた。PK戦はGK古川が2人を止めて4−2で勝った。名古屋はカップ覇者の清水工スパルスと0−0からのPK戦を3−1で制した。《共同通信》

【大相撲九州場所】4日目

大相撲九州場所4日目(13日・福岡国際センター)横綱、大関で一人3連勝していた大関武蔵丸に土がつき、全勝は貴闘力、魁皇の両関脇と新入幕の栃東の3人になった。武蔵丸は平幕土佐ノ海を押し込みながら攻め切れず、もろ差しを許し左下手投げを打たれ土俵に落ちた。大関の座を目指す貴闘力は全勝同士の対戦で小結武山をはたき込み、魁皇は小結旭豊を寄り切った。栃東は敷島を左四つで寄り切った。横綱曙は大翔鳳を寄り切って3連勝。若乃花、貴ノ浪の両大関は3連敗を免れて2勝目を挙げた。関脇琴錦は3勝目。十両は若翔洋が一人勝ちっ放している。《共同通信》

【プロ野球・ゴールデングラブ賞】発表

プロ野球、両リーグの守備のベストナインにあたるゴールデングラブ賞が13日発表され、パ・リーグは日本一のオリックスからイチローら5選手が選ばれた。

イチローはパの満票にあと2と迫る136票を集めて3年連続の受賞。馬場と田口は2年連続で選ばれ、プロ10年目の高田と近鉄から移籍の大島は初の栄誉を得た。秋山(ダイエー)は10年連続10度目で両リーグを通じて最多。片岡(日本ハム)は初、西崎(日本ハム)は8年ぶりの受賞。西武から一人も選ばれなかったのは、球団がスタートした1979年以来17年ぶり。

セ・リーグは6球団から選ばれ、初受賞は江藤(広島)。最多は駒田(横浜)の7度目で、6年連続の飯田(ヤクルト)と川相(巨人)がともに6度目の受賞となった。川相、西山(広島)新庄(阪神)は2年ぶりに選ばれた。

選考は全国の新聞、通信、放送各社のプロ野球担当記者の記名投票で行われ、有効投票はセが181、パが138。《共同通信》

【青学大・井口忠仁内野手】ダイエーを逆指名

今年のプロ野球ドラフト会議最大の注目選手、青学大の井口忠仁内野手(21)=177センチ、78キロ、右投げ右打ち=は13日、東京都渋谷区の青学会館で会見し、ダイエーを逆指名した。ダイエーとは契約金1億円プラス出来高払い5000万円、年俸1200万円で合意しており、ドラフトでの1位指名が確定した。ダイエーは一背番号「7」を予定している。

この日は青学大のOBでもあるダイエーの中内正オーナー代行と、村上弘球団社長が同席。逆指名会見にオーナー代行が同席するのは極めて異例で、井口への期待の大きさをうかがわせた。同オーナー代行は「長年の夢だった井口君の獲得が実現した。彼の力を得てダイエーを日本一にし、日本の野球界を変えていきたい」と喜びを隠さなかった。

井口は「自分のことを高く評価してくれた。世界的に野球を見ていきたいという自分の考えとオーナー代行の考え方が一致した」と逆指名の理由を説明。「悩みに悩んで決めたのですっきりした」と明るい表情で、「走攻守三拍子そろった選手になりたい。まずは一軍に定着し、できれば全試合出たい」と抱負を語った。(金額は推定)《共同通信》

【警視庁】狂言誘拐で39歳デザイナーを指名手配

神奈川県葉山町の自称デザイナーの自宅に身代金5000万円を要求する脅迫電話や脅迫文をはじめ、切断した指が送りつけられる事件があり、警視庁捜査一課は身代金目的誘拐事件として極秘に捜査していたが、本人が病院で指の治療を受けていたことなどから13日、自作自演の狂言誘拐として断定した。

同課は偽名で診察を受けていたとして有印私文書偽造の疑いで同町の自称デザイナーO容疑者(39)を全国に指名手配するとともに、共犯者がいるものとみて渋谷署に捜査本部を設置、病院で「長崎に行く」と言い残して姿を消した同容疑者の行方を追っている。

O容疑者は東和証券渋谷支店元課長代理の詐欺事件で警視庁が事情聴取、サントリー未公開株購入詐欺事件でも関与が指摘されていた。両事件ではそれぞれ容疑者1人が突然行方不明になっており、警視庁は関連を追求する。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・橋本龍太郎首相は13日、表敬に首相官邸を訪れた日本酒造組合中央会の役員らと日本酒談義。日本酒が大好きでビールは飲まない首相は登山にまで日本酒を持参し、酔っ払ってしまった話を紹介した。談義後、記者団が「これから日本酒のおいしい季節だが」と水を向けると、首相は「僕は季節は関係ない」と通ぶりを強調。「うれしい時に日本酒を飲む。特に冷や酒は何にでも合うんだ」と橋本流の飲み方まで披露した。「火だるまになって取り組む」と宣言した行政改革を達成して“勝利の美酒”を飲めるのはいつ?

○・・・自民党の加藤紘一幹事長はこの日朝、都内のホテルで連合から政策要望を受けた際、「総選挙では連合の皆さんには世話になった。限られた選挙区ではあったが、公の支援を得られた」と一部単産の自民候補推馬に感謝を述べた。さらに「自民党は体質が変わっているし、新鮮になっている」と“新生自民党”をアピール。「サラリーマンの意見を直接聞いて語り合うべきだ。コミュニケーションをしてウイングを広げたい」と世代交代派の幹事長らしく意欲を示し、「反自民は政策、イデオロギーではない」と付け加えるのも忘れなかった。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】ペルー・フジモリ大統領と会談

橋本龍太郎首相は13日、首相官邸でペルーのフジモリ大統領と会談し、同国への援助方針を策定するため、来年1月下旬に経済協力総合調査団を派遣、ハイレベルの政策協議を行う考えを伝えた。《共同通信》



11月13日 その日のできごと(何の日)