平成2440日目
1995/09/13
この日のできごと(何の日)
【ボスニア紛争】セルビア人拠点、次々陥落
英BBC放送などによると、クロアチア政府軍の支援を受けたボスニア・ヘルツェゴビナのクロアチア人、イスラム教徒両勢力は13日、同国中部と西部でのセルビア人勢力への大規模攻勢を強め、クロアチア人勢力は新たに中部の拠点ヤイツェを奪った。
北大西洋条約機構(NATO)軍は同日、サラエボ南部ルカビツァにあるセルビア人勢力の基地を空爆した。NATO軍の空爆に支援された格好でクロアチア人勢力、イスラム教徒が攻勢を強めているのに対し、セルビア人勢力が反発するのは必至で、始まったばかりの和平交渉への悪影響が懸念される。
イスラム教徒は13日、同国北西部のビハチから南東にあるボサンスキペトロバツに向け進撃を開始。イスラム教徒とクロアチア人勢力はビハチからヤイツェに抜ける幹線道路の完全確保を狙い北上している。
過去数日で、ドルバル、シポボ、ドニバクラなどセルビア人勢力の拠点が次々と陥落しており、クロアチア人勢力は1500平方キロの領土を奪ったと発表。セルビア人勢力が支配している領土は従来の70%から60%前後へ激減しているもようだ。
ドニバクフ郊外では6000人のセルビア人勢力の兵士が包囲されている。クロアチア人勢力とイスラム教徒の進撃が続く地域からはセルビア人住民5万人が脱出、北部のバニャルカに向かっている。《共同通信》
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【パ・リーグ】オリックス、初V王手
大詰めを迎えているプロ野球パ・リーグは13日、優勝へのマジックナンバー2のオリックスが近鉄に5−4で勝ち、2位ロッテも4−2でダイエーを下した。このためオリックスの優勝は14日以降に持ち越された。オリックスのマジックは1。
オリックスは14日の近鉄戦(神戸)に勝てばもちろん、引き分けてもロッテのダイエー戦(千葉)に関係なく初優勝が決まる。近鉄に負けてもロッテが引き分けるか負ければ優勝となる。この日で西武の優勝の可能性はなくなった。《共同通信》
【大相撲秋場所】4日目
大相撲秋場所4日目(13日・両国国技館)大関若乃花が敗れたほか横綱、大関陣は白星を重ねた。若乃花は右四つの体勢で攻めたが、土俵際で湊富士の左小手投げに逆転負けし、2敗目を喫した。横綱貴乃花は小錦の寄りを落ち着いてこらえて巻き落とし、曙は小結剣晃を突き出してともに4戦全勝。大関貴ノ浪は朝乃若を押し出し2勝2敗、武蔵丸は琴稲妻を退け1敗を守った。関脇魁皇と小結琴錦の全勝同士の一番は、魁皇に軍配。関脇武双山は熱戦の末、肥後ノ海を下し4連勝。小結琴の若は4連敗。《共同通信》
【Jリーグ・ニコスシリーズ】第9節
Jリーグ・ニコスシリーズ第9節(13日・国立競技場ほか=7試合)ヴェルディ川崎が横浜フリューゲルスに4−1で快勝、勝ち点22(7勝2敗)で首位堅持。三浦はハットトリックの活躍だった。上位陣では清水エスパルスが延長の末、鹿島アントラーズを3−2で下し7勝目を挙げたのに対し、名古屋グランパスはセレッソ大阪に0−1で惜敗、浦和レッズも横浜マリノスに1−3で敗れた。柏レイソルはジェフ市原に3−1で快勝。サンフレッチェ広島は2−1でジュビロ磐田に勝ち、ガンバ大阪は延長でベルマーレ平塚を3−2で破った。《共同通信》
【自民党総裁選】小泉候補、学生と懇談
自民党総裁選で小泉純一郎氏と橋本龍太郎氏の両候補は9月14日から18日まで、東京・新宿駅を皮切りに福岡、大阪、名古屋、札幌、苫小牧、東京駅、福島で街頭演説する。これに先立ち小泉氏は13日、若手議員や大学生と懇談、橋本氏も職域団体代表との会合に出席した後、衆院議員全員の事務所を自ら回るなど、ともに精力的に支持を訴えた。
小泉氏は同日午後、党本部で同氏の出身校の慶応大など都内の私立大学計15校、約50人の男女学生と懇談。「行財政改革を今やらないと、借金国家になり皆さんに負担がかかる。国民の間では多数意見になる」と訴えた。
一方、橋本氏は特定郵便局長会、軍恩連盟全国連合会など党の有力支持団体の職域支部代表(約40団体、約100人)を党本部に集め開いた「職域党員代表者会議」に出席。「新しく党が生まれ変わるという夢に取り組みたい」と強調した。《共同通信》
【新進党】初の政策研修会
新進党は13日、結党後初めての政策研修会を都内のホテルで開き、衆参両院議員約180人が参加した。臨時国会に向け、焦点の景気対策や宗教法人法改正問題で党内の意思統一を図るとともに、自民党の総裁選に対抗して「開かれた党」をアピールするのが狙いで、自由討議を含めマスコミに公開された。
参加議員による2時間の自由討議では、執行部側が政府与党の臨時国会への宗教法人法改正案提出の動きに対し「国民の政権に対する批判をそらす攪乱術だ。一定の目的を持った政治的攻撃だ」と批判、法案提出に反対する方針を説明した。
これに対し「与党が改正案を出す前にどうして反対を表明したのか」など執行部の対応を批判する意見も出された。
景気対策では、米沢隆財政・金融担当が平成9年度から5%に引き上げが予定されている消費税について「個人的意見だが、5%以上にセットするべきだ」と発言、会場から「今から新進党が5%以上にするなどと言ったら大変なことになる。発言は慎重にしてほしい」とくぎを刺され、政策的な統一が十分でないことを示す場面もみられた。
政策決定システムに関しては、「明日の内閣」と政策審議会の二本立ての複雑な仕組みとなっていることに対し、「明日の内閣に一本化した方が分かりやすい」との声が多く出され、執行部も「その意見を参考に見直しに取り組みたい」と一本化調整に意欲をみせた。《共同通信》
【新進党・小沢一郎幹事長】村山政権には気力ない
新進党の小沢一郎幹事長は13日、愛知県豊田市内のホテルで講演し「今の政権には国民のためにやっていこうという意志も気力も到底感じられない。無為無策の政治が続くと政党離れや無党派層が増大する原因になる」と、村山政権を批判した。
さらに「先の参院選では無党派層の3分の1が新進党に投票してくれた。改革を目指してまじめにやってきたことが理解された」と、新進党が無党派層の支持を得ていることを強調した。また総選挙の時期については「村山さんが決めることで私にはいつあるか分からない」と明言を避けた。《共同通信》