平成1312日目
1992/08/11
この日のできごと(何の日)
【中国・延慶県】大型ヘリが墜落、邦人含む16人死亡
北京の日本大使館に入った連絡によると、11日午前(現地時間)、北京市郊外の「万里の長城」付近の山間部で、観光用にチャーターした人民解放軍の大型ヘリコプターが墜落した。ヘリには乗員乗客24人が搭乗していたが、うち16人の死亡が確認された。同日深夜、日本人7人を含む8人は近くの病院で手当てを受けている。乗員乗客のうち日本人は18人で、同大使館では、残る生存者1人の身元確認を急いでいる。
北京の日本大使館から11日夜、外務省に入った連絡によると、現地時間の午前11時半(日本時間午後0時半)ごろ、北京市の北西約100キロにある延慶県劉家溝付近で、長城の上空観光に向かったヘリコプターが墜落した。
同大使館によると、生存者の8人は、北京市内の中日友好病院などに搬送され、11日深夜になってAさん(39)、Bさん(34)ら日本人7人の生存が確認された。これらの1人の中には骨折など重傷を負った人も含まれている。一方、死亡した16人は同市内の協和病院など3か所の病院に安置された。《読売新聞》
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【第74回全国高校野球】第2日
(11日・甲子園)優勝候補の一角、星稜(石川)は、初出場の長岡向陵(新潟)に圧勝。エース山口が3安打に抑えて完封一番乗りする一方、打線も先発全員の17安打と爆発した。二回戦では明徳義塾(高知)との対戦が決まっている。
天理(奈良)も杉原の大会第1号本塁打となる3ランなど長短打で、初出場の秀明(埼玉)を圧倒した。郡山(福島)—延岡工(宮崎)は、今大会2度目の延長戦にもつれ込み、十一回、延岡工が上野崇のタイムリーでサヨナラ。郡山も初陣を飾れなかった。
神港学園(兵庫)は、北海(南北海道)に逆転勝ちし、この日の初出場組では、ただ1校2回戦へ進んだ。《読売新聞》
【東京株式市場】
景気の先行き不安から低迷が続いている東京株式市場は11日、午後からの小口売り物が止まらずほぼ全面安の展開となり、平均株価(225種)は終値で1万5000円台を割り込み今年の最安値を更新した。平均株価の終値は、前日比2437円78銭安の1万4822円56銭。《共同通信》
【宮澤喜一首相】夏休み第二弾
宮澤首相は11日午後、JR上野駅発の特急列車で長野県軽井沢町入りし、この夏、第二弾の夏休みをスタートさせた。終戦記念日の15日にいったん東京に戻って戦没者追悼式典に出席するほかは、24日まで同町の自分の別荘で2週間近く過ごし、本格的な充電を図る。
首相の夏休みについては、10日の政府・自民党首脳会議で、森政調会長が景気対策に関連し、「生活大国ということで休みを取るようだが、(景気の停滞に対し)切迫感がないという印象を国民に与える」と発言。この夏、断続的に20日間の大型休暇を取る首相をチクリと批判した。こうした“休み過ぎ”との批判に対し、首相周辺は、「ゴルフばかりで遊んでいるわけじゃない」「ここできちんと生活大国を率先してもらわないと。また、牛歩国会からの疲労は相当なもの」と反論する。
しかし、首相自身も気にしている様子で、出発前に記者団に対し、「休みは本格的かどうかな。(景気対策は党から)連絡をいただくようお願いした」と、景気対策に常に心配りしていることを強調した。
滞在先ではもっぱら、第一弾と同様、昼は好きなゴルフ、夜は「老子」「荘子」の古典を読みふけり、充電にあてる予定で、「大局的な見地から、秋の政局に向けての想を練る」(同)という。《読売新聞》