平成1216日目

平成4年5月7日(木)

1992/05/07

【細川護熙・前熊本県知事】新党結成を表明

細川護熙・前熊本県知事(元参院議員)は7日夕、東京・内幸町の日本プレスセンターで記者会見し「既成政党の枠組みを超えた柔軟なネットワーク型の新党」として「自由社会連合」(仮称)を結党することを正式に表明した。新党は6月中に党の名称を正式決定するとともに、党要綱を策定、公表する。この夏の参院選挙に確認団体の要件である10人以上の候補者を出す予定である。

新党の主要メンバーや規模などは明らかにされていないが、細川氏の知名度もあって新党結成は政界の強い関心を呼んでいる。参院選後の政界再編を取りざたする向きもあるだけに、新党が今後の選挙や政策立案でそれだけ実質の伴った活動ができるか、今後の動向が注目される。

細川氏は、新党結成の理由の中で「真に豊かな生活の実現と、国際社会と共存共栄できる新しい社会体質への転換を妨げる最大の構造障害は、古い集権的国家システムを基盤とする既成の政治体制だ」として、この解体を掲げるとともに「国民は清新な政党の登場を待望している」と強調した。《共同通信》



【宮沢喜一首相】細川新党について「思いもよらず」

宮沢首相は7日夕、細川前熊本県知事が新党の結成を表明したことに関して「政府としてコメントすることはありません。政策もまだ分かりませんし。親しい人ですから、将来どうするのかなと時々思ったこともありましたが、今回のようなことは思いもよらなかった」と述べた。《共同通信》

【竹下登元首相】参院選後も現体制で

中国訪問中の竹下元首相は7日、大連市内のホテルで同行記者団と懇談し、当面の政局展望などについて見解を明らかにした。竹下氏は、7月の参院選直後にも想定される内閣改造について、「(参院選直後に)改造しないことも多い」と述べ、党執行部、閣鉄人事の先送りが望ましいとの考えを強調した。

今季限りで参院議員を引退する谷川寛三・科学技術庁長官については、「谷川氏にしたところで、理論的には議員でなくてもいいし、代えなければいけない必要はない」と述べ、留任させないまでも補充人事で済むとの見解を示した。

これは衆参同日選に持ち込まれる状況にはないとの認識を前提にしたものだ。竹下氏は今国会で審議中の国連平和維持活動(PKO)協力法案が成立しない場合の衆院解散の可能性について「国会審議がどうしようもなくなり、国民の信を問う場合もあるが、審議に入ろうとしている今日、そんなことは考えられない」と述べた。

また、竹下市は同法案について、「(今国会で)成立を期するのが当然だ。だんだん(法案修正の)話が詰められると思う」と述べ、自民、公明、民社3党間で、成立に向けた環境が整うと、の見方を示した。

さらに、参院選後の政局について、「(臨時国会での)首相指名はない」と述べ、自民党が予想外の大敗をしない限り、宮沢首相が引き続き政権を担当するとの見通しを示した。《読売新聞》

【プロ野球・大洋】須藤豊監督が退団

プロ野球の大洋球団は7日、須藤豊監督(55)の退団を決めた。須藤監督が、今季の成績不振を理由に同日、中部慶次郎オーナーに退団を申し出てこれを了承したもの。退団の理由について須藤監督は「自分が目指してきたプロらしい選手、チームを作れなかった。すべて私の力不足」と話した。

大洋は今季、開幕から4連敗するなど最下位に低迷する不振が続き、須藤監督は今月3日から休養していた。今後は江尻亮監督代行が引き続き、指揮を執る。《読売新聞》



5月7日のできごと