平成6818日目
2007/09/08
【この日の安倍総理】
APEC首脳会議(第1日)
アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が8日午前、オーストラリアのシドニーで開幕した。これに先立ち、安倍首相はブッシュ米大統領とシドニー市内のホテルで約35分会談した。
首相は、テロ対策特別措置法の期限が切れる11月1日以降も、インド洋での米軍などに対する海上自衛隊の補給活動を継続するため、「最大限努力する」と約束。大統領も「テロとの戦い」に日本の参加は不可欠だとして、活動継続に強い期待感を表明した。また、初の日米豪首脳会談も開かれ、北朝鮮の核問題などで連携強化を確認した。《読売新聞》
安倍総理は、平成19年9月8日から行われる第15回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のため、前日の7日午前に羽田空港を出発し、同日夜、オーストラリア連邦のシドニーに到着しました。
8日、首脳会議に先立ち、アメリカ合衆国のジョージ・W・ブッシュ大統領、オーストラリアのジョン・ハワード首相とともに朝食会に出席しました。日米豪三か国の首脳が集まっての意見交換は初めてのことで、これまで進展してきた三カ国間の協力を強化し、日米豪といった志を同じくする国々が協調してAPECの強化・活用に向け議論をリードしていくべきという点などで一致しました。また両首脳より我が国による「テロとの闘い」のこれまでの取組についての評価があったのに対し、安倍総理は今後の活動継続について政府として最大限努力すると述べました。
その後ブッシュ大統領と日米首脳会談を行い、温室効果ガスの排出削減に向けて主要排出国が参加する新しい枠組み構築への協力や、北朝鮮の非核化への協力などについて確認しました。
ABAC(APECビジネス諮問委員会)との会合に出席した後、APEC参加21カ国・地域の首脳と記念撮影を行い、APEC首脳会議に出席、2日間にわたる首脳会議が開幕しました。
首脳会議に引き続き、ロシア連邦のウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・プーチン大統領と会談しました。会談では、北方領土問題などについて議論し、安倍総理から「両国の関係をより高い次元へ高めるためには平和条約の締結が不可欠である。」と述べたのに対し、プーチン大統領から「双方に受入可能な解決策を見出すことに関心があり、このための作業を続けていきたい。」と応じ、具体的な進展が得られるよう、両首脳が指示を出し一層努力していくことで一致しました。
この後、APEC参加各国の首脳夫妻とともに夕食会に出席しました。
「海自給油は国際公約」
安倍首相は8日夕、シドニー市内のホテルで同行記者団と懇談し、インド洋における海上自衛隊の給油活動の継続について、「対外的な公約であり、私の責任は重い。約束を果たすため、すべての力を出す」と語った。
11月1日のテロ対策特別措置法期限切れ後の活動継続を国際的な公約と位置づけ、自らの責任で実現を目指す決意を表明したものだ。首相が責任に言及したことで、継続できなければ厳しい批判を浴びることになりそうだ。《読売新聞》
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【プロ野球・日本ハム】ヒルマン監督は今季限り
日本ハムのトレイ・ヒルマン監督(44)は8日、札幌ドームでの西武21回戦終了後に記者会見し、子どもの教育問題を理由に今季限りでの退団を発表した。来季の進路は未定と話したが、リーグ戦途中に好調なチームの監督が退団を発表するのは異例。
ヒルマン監督は会見で「唯一の理由は家族。子どもたちが多感な時期を迎えるので、安定した教育環境をつくりたかった」と説明した。8月上旬に退団の意向を伝えられていた藤井純一球団社長は「苦渋の決断だった」と慰留断念に無念そうな表情を浮かべた。
ヒルマン監督は昨季、チームを44年ぶりの日本一に導く手腕を発揮。就任5年目の今季も、攻撃力低下が懸念される中で首位に立ち、日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズへの進出を目前にしている。《サンケイスポーツ》
【日本ハム・田中幸雄内野手】「もう1年くらいはやりたかった」
日本ハムは、今季2000安打を達成した球団最年長選手の田中幸雄内野手(39)に7日、来季の選手契約を結ばない意向を伝えた。田中幸は他球団でのプレーを希望していないため、今季限りで現役引退することが決まった。
球団の島田利正チーム統轄本部長が、札幌ドームでの西武戦の後に事実上の戦力外通告をし、同時に来季の打撃コーチ就任を要請した。田中幸は8日、西武戦に備えて球場入りし、「もう1年くらいは、やりたかった。コーチ就任の要請については、ゆっくり考えたい」と話した。
田中幸は1986年にドラフト3位で入団以来、今季で22年目のチーム生え抜き選手。「ミスターファイターズ」と呼ばれる功労者であることから、引退セレモニーなどの日程を考慮して異例のシーズン中の通告となった。《北海道新聞》
【全米テニス女子単】ジュスティーヌ・エナン選手、4年ぶり2度目の優勝
テニスの四大大会最終戦、全米オープン第13日は8日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス決勝で第1シードのジュスティーヌ・エナン(ベルギー)が第4シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)に6−1、6−3で完勝し、4年ぶり2度目の優勝を果たして賞金140万ドル(約1億6000万円)を獲得した。《共同通信》
【世界体操・男子ゆか】水鳥寿思選手、銅メダル獲得
体操の世界選手権第8日は8日、シュツットガルトで男女種目別決勝の10種目中5種目が行われ、男子ゆかで個人総合3位の水鳥寿思(徳洲会)が15.650点で銅メダルを獲得した。同種目でのメダルは1991年インディアナポリス大会の西川大輔の銅以来16年ぶり。《読売新聞》
【岐阜・JR高山線】全線で運行再開
JR高山線の角川駅(飛騨市河合町)―猪谷駅(富山市)間27・5キロが3年ぶりに運行を再開した8日、飛騨、高山、下呂の3市はこぞって全線再開を「飛騨の第2の夜明け」と形容し、さまざまな記念イベントを実施した。
飛騨市の飛騨古川駅前には古川祭の屋台9台も勢ぞろいして祭り気分を再現。日本海側と太平洋側を結ぶ鉄路の復活に、歓喜の声が町中に響いた。《毎日新聞》