2025 令和7年3月19日(水) 米・ウクライナ首脳電話会談

令和2150日目

2025/03/19

この日のできごと(何の日)

【ウクライナ情勢】

トランプ米大統領は19日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、米国がウクライナの原子力発電所を所有する案を提示した。「最善のインフラ保護策になる」と訴えた。ウクライナがロシアのエネルギー施設への攻撃を一時停止することで合意し、ロシアとの部分的な攻撃停止が成立した。

両首脳の会談は、2月28日にホワイトハウスで決裂した対面会談以来、初めて。「真の終戦」に向けて協力することを確認し、関係修復を演出した。米ウクライナ代表団が数日以内にサウジアラビアで会談し、黒海での停戦案などを協議する。

19日の電話会談は約1時間で、トランプ氏は18日に実施したロシアのプーチン大統領との協議内容を説明した。ゼレンスキー氏は「パトリオット」を含む防空システムの追加供与を要求。トランプ氏は欧州で利用可能なパトリオットがあるかどうか確認すると応じた。

米側の発表によると、ゼレンスキー氏はトランプ氏のおかげでロシアとウクライナの捕虜交換が成功したと謝意を表明した。《共同通信》


【高校野球】

選抜高校野球大会第2日は19日、甲子園球場で1回戦3試合が行われ、昨秋の明治神宮大会を制した横浜(神奈川)や沖縄尚学、敦賀気比(福井)が2回戦へ進んだ。

序盤に得点を重ねた横浜は織田、奥村頼の継投で市和歌山を4―2で振り切った。沖縄尚学は五回に一挙5点を奪って青森山田を6―3で退けた。末吉が被安打5で完投。15安打を放った敦賀気比は初出場の滋賀短大付に15―0で大勝した。《共同通信》

【大相撲】

大相撲春場所11日目(19日・エディオンアリーナ大阪)1敗で単独トップだった平幕高安が小結霧島に押し出された。大関大の里は宇良をはたき込んで9勝目。平幕尊富士は美ノ海を突き出して2敗で3人が並んだ。

かど番の大関琴桜は新関脇王鵬を押し出して6勝目。関脇大栄翔は一山本を引き落として勝ち越した。王鵬、小結阿炎はともに7敗となった。

2敗の3人を大栄翔、玉鷲、美ノ海、新入幕の安青錦が1差で追う。十両は新十両草野が11連勝で後続に3差をつけトップ。《共同通信》

【MLB】

米大リーグの開幕シリーズ、カブス―ドジャースの第2戦が19日、東京ドームで行われ、ドジャースの大谷が「1番・指名打者」で出場し、五回に右中間へ今季1号のソロ本塁打を放った。日本開催のメジャー公式戦での日本選手の本塁打は、2004年のヤンキースの松井秀以来。ドジャースは6―3で勝って日本での開幕シリーズを2連勝で終えた。

プロ野球ロッテから移籍したドジャースの佐々木は先発して大リーグデビューを果たし、3回を投げ1安打1失点で勝敗は付かなかった。160キロ台の速球を披露し3三振を奪ったが、制球が不安定で5四球を与え、三回に押し出し四球で失点した。

カブスの鈴木は「2番・指名打者」で出場し無安打。佐々木との対戦は空振り三振と四球だった。

日本での公式戦開幕は19年以来6年ぶり。ドジャース、カブスともに米国に戻ってオープン戦を行い、27日(日本時間28日)に米国でのシーズン初戦を迎える。《共同通信》

【モーグル】

フリースタイルスキー男子の堀島行真(27)=トヨタ自動車=が19日、スイスのサンモリッツで行われた世界選手権のモーグルで金メダルを獲得した。女子の冨高日向子(24)=多摩大ク=も銀メダルを手にし、2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪に弾みをつけた。

この種目で日本男子の優勝は、堀島がデュアルモーグルとの2冠を達成した17年以来4大会ぶり2度目。金メダル通算3個は上村愛子を上回り、単独トップとなった。

岐阜県出身の堀島は22年北京五輪で銅メダルを手にした。ワールドカップ(W杯)では昨季に日本男子で初めてモーグルの種目別王者に輝いた。《共同通信》

【悠仁親王殿下】両陛下へ高校卒業を報告

秋篠宮家の長男悠仁さま(18)は19日、筑波大付属高(東京都文京区)を卒業したことを天皇、皇后両陛下に報告するため、皇居・御所を訪問された。

悠仁さまは半蔵門から車で入る際、集まった人たちに笑顔で手を振った。これに先立ち、19日午前は皇室の祖先などを祭る皇居・宮中三殿を参拝した。

18日に卒業式に出席した。4月から筑波大(茨城県つくば市)に進学する。《共同通信》

【北朝鮮による日本人拉致問題】

石破茂首相は19日、北朝鮮による拉致被害者の地村保志さんと官邸で面会し、問題の早期解決に改めて意欲を示した。「生半可な思いで臨んで良いとは全く思っていない。時間がないことをよく認識し、政府として全力を挙げて立ち向かう」と述べた。「直接交渉になると思うが、どういう形が一番効果的か考えたい」とも説明した。

首相が就任後、拉致被害者と面会するのは初めて。地村さんは「帰国して23年たつが、全く進展がない歳月だった。被害者が生存しているのかどうかも分からず、政府は早期解決に向け努力してほしい」と訴えた。拉致問題担当相を兼ねる林芳正官房長官も同席した。《共同通信》

【EU】対ロシア防衛強化戦略発表

欧州連合(EU)欧州委員会は19日、ウクライナ侵攻を続けるロシアの脅威や、同盟間で防衛費の公平分担を迫るトランプ米政権の姿勢を踏まえ、2030年までに欧州の防衛力を強化する戦略をまとめた白書を発表した。加盟国による協調した装備調達を通じ、防衛分野の巨大な「単一市場」を形成し欧州防衛産業を拡大する。

EUは6日の特別首脳会議で、約8千億ユーロ(約131兆円)の資金を確保するための「欧州再軍備計画」の推進で大筋合意した。白書では、資金を重点的に投じる分野として防空・ミサイル防衛(MD)や弾薬、ドローン、人工知能(AI)などを列挙。調達する際には欧州の企業を優先するよう求めている。

フォンデアライエン欧州委員長は18日、訪問先のデンマークでの演説で「欧州は30年までに強力な防衛体制を整えなければならない」として信頼に足る抑止力を確保する考えを強調した。《共同通信》

【イスラエル・パレスチナ情勢】

国連は19日、パレスチナ自治区ガザ中部デールバラハで職員が利用していた施設が同日攻撃を受け、1人が死亡、5人が負傷したと発表した。グテレス事務総長は声明で、ガザの停戦を維持するよう要請した上で「職員に対するすべての攻撃を強く非難し、徹底的な調査を求める」と訴えた。

国連によると、この施設は18日にも攻撃を受けた。19日に職員が被害を調査していたところ、再度攻撃があったという。

2023年10月にガザでイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、少なくとも280人の職員が戦闘に巻き込まれるなどして死亡している。《共同通信》

イスラエル軍は19日、パレスチナ自治区ガザを南北に隔てる軍事区域に部隊を再配備し「限定的地上作戦」を再開したと発表した。20日にはガザ北部でイスラム組織ハマスの拠点を攻撃したと明らかにした。ハマスは直後にイスラエルに向けロケット弾を発射した。18日の大規模空爆後、ハマスの反撃は初めて。双方が停戦を破り、停戦合意が崩壊に追い込まれる恐れが強まった。

1月の停戦合意発効後、ガザに配備する部隊の増強表明は初めて。イスラエル軍は20日もガザ空爆を続け、ガザ保健当局によると、85人が死亡した。イスラエル軍によると、ガザから飛来したロケット弾3発のうち軍は1発を迎撃、2発は空き地に落下した。負傷者の情報はない。

ガザ保健当局は20日、大規模空爆があった18日以降のガザ側死者が506人になったと発表した。

停戦の第1段階は今月1日に期限が切れ、ハマスは恒久停戦につながる第2段階への即時移行を求めているが、イスラエルは暫定的な停戦延長に応じるよう迫っている。《共同通信》