平成10132日目
2016/10/04
この日のできごと(何の日)
【フィリピン・ドゥテルテ大統領】オバマ氏に「地獄行け」
反米的な言動を続けるフィリピンのドゥテルテ大統領は4日、首都マニラで演説し、ドゥテルテ氏の強権的な麻薬犯罪対策に批判的なオバマ米大統領に対し「地獄へ行け」と暴言を吐いた。
ドゥテルテ氏はこれまでもオバマ氏を念頭に品のない言葉を使い、ラオスでの首脳会談が中止に追い込まれた経緯がある。その際は発言を謝罪したが、再び乱暴な言葉を使ったことで、米側の不信感がさらに強まりそうだ。
ドゥテルテ氏は欧州連合(EU)に対しても「地獄へ近いところへ行け」とののしった。《共同通信》
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フィリピンのドゥテルテ大統領がオバマ米大統領に対し「地獄へ落ちろ」と暴言を吐いたことについて、アーネスト米大統領報道官は4日「米国とフィリピンが築いてきた友好的な関係に反している」と指摘した。
ドゥテルテ氏は4日の演説で、同氏の強権的な麻薬犯罪対策に批判的なオバマ氏に乱暴な言葉を使ったほか、米国とは「縁を切る」と述べた。ドゥテルテ氏はこれまでも米比防衛協力強化協定の見直しなどに言及。相次ぐ反米的な言動に米側は困惑しているようだ。
アーネスト氏は「2国間関係を抜本的に変更したいとの公式な要請は受けていない」と説明した。《共同通信》
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【東京都・小池百合子知事】「五輪は1カ月をめどに結論」
東京都の小池百合子知事は4日、就任後初となる都議会の代表質問に臨んだ。議会側は豊洲市場(江東区)の問題や、東京五輪・パラリンピック計画の見直しについて知事の見解をただした。知事は五輪の調査チームが提言した計画の見直しについて「1カ月をめどに、都として一定の結論を得るよう努力したい」との考えを示した。
五輪をめぐっては、知事が本部長を務める「都政改革本部」の調査チームが、都が整備するボート・カヌー会場「海の森水上競技場」など3施設の見直しなどを提言。都外の既存施設への会場変更や設計の見直しを検討するよう求めている。《日経新聞》
【政府】おんぶは「配慮欠き不適切」
政府は4日の閣議で、台風10号の豪雨被害に遭った岩手県岩泉町を視察した際、職員に背負われて水たまりを渡った務台俊介内閣府政務官の対応について「被災地や被災者の心情に配慮を欠き、不適切だった」とする答弁書を決定した。
視察当日、長靴が用意されていなかったことも明らかにした。民進党の初鹿明博衆院議員の質問主意書に答えた。
これに関連し、安倍晋三首相は衆院予算委員会で「務台氏の振る舞いが(被災者らを)傷つけることがあったとすれば、大変申し訳ない」と陳謝した。同時に「経験と知見を生かして職務に当たってもらいたい」と述べ、更迭は否定した。《共同通信》
【自民党・小野田紀美参院議員】二重国籍「放棄手続き中」
自民党の小野田紀美参院議員(33)=岡山選挙区=は4日、米国との二重国籍状態で、現在米国で米国籍放棄の手続きを進めていると、自らのフェイスブック(FB)で明らかにした。二重国籍を巡っては、民進党の蓮舫代表に台湾籍が残っていたことが分かり、問題となった経緯がある。小野田氏は「心配をかけて大変申し訳なかった」と国会内で記者団に述べた。
小野田氏のFBなどによると、同氏は1982年12月に米国で出生し、米国籍を取得。参院選に出馬する前の2015年10月に、日本の国籍選択と米国籍放棄の手続きを日本国内で完了したとしている。《共同通信》
【台湾・蔡英文総統】中国圧力「屈しない」
台湾の蔡英文総統は4日、中国が国際民間航空機関(ICAO)総会への台湾の出席を事実上阻止するなど蔡政権への圧力を強めていることについて「われわれは圧力に屈服しないし、対抗する道も歩まない」と強調した。
米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで語り、5日に総統府が内容を公表した。
蔡氏は5月の就任演説で示した中国への誠意や対話への前向きな姿勢は変わっていないと指摘。一方で、中国は5月以降理性的だったのに、最近は「圧力と(台湾内部の)分断」という「昔ながらのやり方に戻っているようにみえる」と述べ、中国の姿勢をやんわりと批判した。《共同通信》
【この日の安倍総理】
衆院予算委員会
安倍晋三首相は4日午前の衆院予算委員会で、衆院小選挙区の「一票の格差」を是正する新たな区割り勧告前の衆院解散について、法的に縛られないとの認識を示した。衆院選挙区画定審議会は来年5月末にも小選挙区を「0増6減」する改定案を勧告する予定。与党ではその前に現行区割りの下での選挙を求める声が上がっており、来年1月の衆院解散が取り沙汰されていた。
首相は勧告前後の解散について「一般論として申し上げると、こうした状況の下でも内閣が解散を決定することが否定されるものではない」と表明。勧告は解散権を制約しないとの考えを示した。一方で「私自身は全く考えていない」とも語った。民進党の後藤祐一氏への答弁。《日経新聞》
安倍晋三首相は4日の衆院予算委員会の集中審議で、民進党議員から社会保障問題をめぐる質問を受けた際、「厚労相を呼んで」「厚労相が答弁するのが当然」と連発。民進党から塩崎恭久厚生労働相の出席要求がなかったことに色をなして反発した。
民進党の初鹿明博氏が介護保険制度の見直し問題を取り上げると、首相は「担当大臣がいるのだから、担当大臣をしっかりと呼んで深く議論するのがあるべき姿ではないか」と反発。初鹿氏は「この見直しのきっかけは経済財政諮問会議の骨太の方針で、発信元は官邸サイド。だから首相に聞いている」と反論した。《朝日新聞》