令和1627日目
2023/10/13
【静岡県議会】知事給与の減額条例を可決
静岡県の川勝平太知事が2021年、不適切発言をきっかけに返上を表明していた給与など約440万円を返していない問題で、県議会は13日、川勝氏が提出した給与減額条例を可決した。同様の事態を起こさないよう猛省を求める付帯決議も可決した。
川勝氏は21年、同県御殿場市を「コシヒカリしかない」とやゆし、県議会から辞職勧告決議を受けた。自ら給与とボーナスの返上を表明していたが満額を受け取っていたことが今年7月に判明した。
可決後、川勝氏は「全会一致で可決されたことに感謝申し上げたい」と述べた。付帯決議は川勝氏に対し今後不適切な発言があった場合、辞職するとした自らの発言に責任を持つよう求めている。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【福井県・杉本達治知事】40年超原発の運転継続を容認
関西電力の原発の使用済み核燃料を一時保管する中間貯蔵を巡り、福井県の杉本達治知事は13日、関電が示した燃料搬出に向けた工程表や国の対応について「一定の前進があった」とし、高浜1号機など40年超の原発運転継続を認めた。西村康稔経済産業相と同県敦賀市で会った際に述べた。西村氏に先立ち、関電の森望社長とも面談した。
原発構内に保管されている使用済み燃料の行き先が不透明なままの運転継続を容認した形で、このまま構内に滞留し続ける恐れもある。
関電は2021年2月、県が求めていた中間貯蔵施設の県外候補地を「23年末を最終期限として示す」と約束。実現できなければ原発3基の運転を停止すると公言した。
今年6月には、県内にある使用済み燃料全体の5%に当たる200トンをフランスへ搬出する計画を県に報告し、「中間貯蔵と同等の意義がある」として、約束を果たしたとの認識を伝えた。
県から説明を求められた関電は今月10日、青森県六ケ所村の再処理工場や中間貯蔵施設の確保を盛り込んだ工程表を提示した。《共同通信》
【サッカー】
サッカーの国際親善試合、みずほブルードリームマッチは13日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで行われ、日本はカナダに4―1で快勝した。前半に田中(デュッセルドルフ)中村(スタッド・ランス)のゴールなどで3点を奪い、GK大迫(広島)はPKを止めた。後半早々にも田中が加点したが、終盤に失点した。
世界ランキング19位の日本は、同44位のカナダとの対戦成績を3勝1敗とした。
17日にはノエビアスタジアム神戸でチュニジアと顔を合わせ、11月から2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に臨む。《共同通信》
【北海道ボールパークFビレッジ】300万人来場
3月に開業したプロ野球日本ハムの新球場「エスコンフィールド北海道」(北広島市)の運営会社は13日、球場を含む「北海道ボールパークFビレッジ」の開業後の状況についての報告会を開いた。9月30日までの203日間の来場者は303万人で、今年の営業利益を26億円と予想した。
球場には試合がない日は無料で入場でき、来場者数は平日が4500人、休日は1万500人規模だった。また303万人のうち33%は野球観戦以外が目的で、運営会社は「行楽地化している」と説明した。《共同通信》
【東京株式市場】
13日の東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価は4日ぶりに反落した。終値は前日比178円67銭安の3万2315円99銭。イスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘が拡大し、中東情勢が不安定化するとの懸念が広がり、投資家のリスク回避姿勢が強まった。TOPIXは33.74ポイント安の2308.75。出来高は約14億1400万株だった。
取引時間中に、イスラエル軍が国連に対し、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザ北部の住民は南部に避難しなければならないと通告したと伝わった。地上侵攻の可能性が意識され、週末を前に事態悪化を警戒した売り注文が出た。《共同通信》
【中国】イスラエル大使館職員襲撃される
ロイター通信によると、中国・北京のイスラエル大使館職員が13日、路上で暴行を受けた。SNS上には、外国人とみられる男が刃物のようなもので、男性を複数回刺す動画が出回っている。事件の背景は不明だが、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘が関係している可能性もある。
現場は各国大使館が集まる地区付近とみられる。イスラエル外務省の発表によると職員はイスラエル人で、病院に搬送されたが、容体は安定している。職員を襲った男は逃走したもよう。
中国政府はこれまでハマスを批判せず、一方への肩入れを避けてきた。ただ、12日には王毅(ワン・イー)共産党政治局員兼外相がブラジルのアモリン元外相との電話会談で、「パレスチナ人民に正義が果たされていないことが問題の根源だ」とイスラエルに批判的とも取れる発言をしていた。《時事通信》
◇
中国北京市の警察当局は13日、同市朝陽区のスーパーマーケット前でイスラエル外交官の家族の男性を刺傷させたとして、外国籍の男(53)を拘束したと明らかにした。イスラム組織ハマスとイスラエル軍による戦闘が事件の背景にあるかどうかなど、調べを進めている。
警察当局の発表に先立ち、北京市にあるイスラエル大使館の職員が13日に襲撃を受け、病院に搬送されたとAP通信が伝えていた。同一事件とみられる。
交流サイト(SNS)上には男性とみられる2人が路上でもみ合いとなり、片方が刃物のようなもので相手を刺す動画が拡散していた。事件との関連性は不明。《共同通信》
【ウクライナ侵攻】
バイデン米政権は13日、北朝鮮がロシアに対し、ウクライナ侵攻で使う弾薬などコンテナ千個分以上の軍備品を提供したと発表した。武器取引を裏付ける画像を公開し、ロシアが見返りとして北朝鮮への軍事支援を始めた可能性があることも明らかにした。両国が軍事協力を本格化させているとして強い懸念を示した。
昨年2月の侵攻開始後、北朝鮮によるロシアへの大規模な軍事支援が発覚するのは初めて。ロシアは侵攻の長期化で弾薬が不足しており、反転攻勢を進めるウクライナには打撃だ。イスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突の対応に追われるバイデン政権は、新たな頭痛の種を抱えた。
国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官がオンライン記者会見し、9月7日〜10月1日に撮影した衛星画像を交えながら説明した。コンテナが北朝鮮北東部の羅津港からロシア極東沿海地方のドゥナイまで海路で順次輸送され、ウクライナ国境付近の弾薬庫まで鉄道で運ばれた。
カービー氏は、ロシア船が北朝鮮で積み荷を降ろしたことも判明したとも明らかにした。《共同通信》
【イスラエル情勢】
上川陽子外相は13日、パレスチナ自治政府のマルキ外相と電話会談した。パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによるテロ攻撃を断固非難した上で、事態の早期沈静化に向け関係者への働きかけを求めた。邦人の安全確保に向け協力する方針を確認した。
上川氏は、現地の情勢について深刻な懸念をもって注視していると伝達。ハマスのテロ攻撃に関し「罪のない一般市民に対する攻撃や誘拐は、どのような理由であれ正当化し得ない」と指摘した。マルキ氏はガザの状況について説明。両外相は人道支援の必要性で一致した。
上川氏は訪問先のタイで12日午後、イスラエルのコーヘン外相とも電話会談した。《共同通信》
◇
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は13日、イスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃を受け同国を訪問し、ネタニヤフ首相と会談した。フォンデアライエン氏は共同記者会見で、ナチス・ドイツによる「ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)以来の蛮行だ」とハマスを非難した。
ネタニヤフ氏も「まさにホロコーストの手法だ」と述べた。フォンデアライエン氏は首脳会談に先立ち、民間人の遺体が多数見つかったガザ境界近くの被害現場を訪れた。《共同通信》
◇
イスラエル軍は13日、パレスチナ自治区ガザで限定的な地上作戦を行ったと発表した。イスラム組織ハマスの武器を破壊し、拘束された人質に関する情報を収集した。今回の戦闘で地上作戦の実施は初めて。日本時間14日朝、イスラエル軍が現地時間12日深夜にガザ北部の住民に対して求めた24時間以内の避難期限が経過した。近く全面的な地上侵攻や大規模空爆が始まる可能性があり、緊張が高まる。
韓国外務省は14日、イスラエルに滞在する自国民163人を軍の輸送機で退避させると発表し、日本人51人、シンガポール人6人も同乗すると明らかにした。輸送機は既にイスラエルを出発。同日夜にもソウル郊外の軍用空港に到着する予定という。
双方の死者は14日までに計3千人を超えた。ネタニヤフ首相は13日夜、テレビ演説し、ハマスに対するこれまでの攻撃は「始まりに過ぎない」と述べ、掃討作戦を本格化する考えを示した。ユダヤ教の安息日に入る金曜日夜の演説は異例。
国連によると、避難対象は約110万人。《共同通信》
◇
国連のグテレス事務総長は13日、国連本部で記者団に、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ北部の住民への避難要請について「交戦地帯を通じて、100万人以上を食料も水も滞在場所もない南部へ移動させるのは極めて危険で、場合によっては不可能だ」と述べ、撤回を要請した。
国連安全保障理事会はイスラム組織ハマスとイスラエルの軍事衝突への対応を非公開で協議した。ロシアは市民への暴力とテロ行為を非難し、即時停戦を求める決議案を提出した。
ロイター通信によると、今月の議長国を務めるブラジルも同様の内容に加えて「ハマスのテロ攻撃を非難する」と明記した決議案を配布した。《共同通信》
◇
ロシアのプーチン大統領は13日、イスラエルがパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスから「史上例のない攻撃を受けた」とする一方で、イスラエルが「大規模かつ非常に残酷な方法で反撃している」と非難した。キルギスの首都ビシケクで、独立国家共同体(CIS)首脳会議に参加後、ロシアの記者団に述べた。
プーチン氏は、イスラエルのガザ攻撃で「全員がハマス支持でないのに、女性や子どもを含め皆が苦しむ」とも主張した。《共同通信》