令和2309日目
その日の記録
【大河原化工機事件】警視庁幹部らが謝罪
機械製造会社「大川原化工機」(横浜市)の冤罪事件で、警視庁と検察の幹部が25日、保釈が認められず被告の立場のまま72歳で亡くなった同社元顧問相嶋静夫さんの遺族に謝罪。警視庁などが今月、検証結果を公表したことを踏まえ謝罪を受けたというが、妻は「謝罪は受け入れるが、許すことはできません」とし、記者会見した長男は「検証は極めて不十分。再発防止策もぬるい。再検証と関係者の処分の見直しを」と訴えた。
この日、横浜市の霊園を訪れ謝罪したのは、鎌田徹郎副総監と最高検の小池隆公安部長、東京地検の市川宏次席検事。鎌田副総監は「違法な捜査、逮捕を行ったことをおわび申し上げます」と述べた。市川次席検事は「保釈請求への不当な対応で、治療の機会を損失させた」と陳謝した。3人は相嶋さんの墓前で手を合わせた。
6月に鎌田副総監と東京地検の森博英公安部長(当時)らが同社を訪れ、相嶋さんと共に逮捕・起訴された大川原正明社長(76)らに謝罪したが、相嶋さんの遺族は代理人弁護士を通じ「今の状況では謝罪を受けられない」との書面を手渡していた。《共同通信》
【日本エコロジー】メガソーラー建設中止応じず
北海道の釧路湿原周辺で大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設を進める「日本エコロジー」(大阪市)が、国の特別天然記念物タンチョウとひなの生息地付近で進めている事業を中止しない旨の見解書を釧路市長や市議、環境省に提出していたことが25日、市側への取材で分かった。
有志の市議21人が15日付で同社に工事の中止を要請したのに対し、同社が20日付の見解書を提出したという。
同社は取材に対し「市議団から正式に事業中止を求められた認識はない」と説明。見解書では、要請が事業中止を求めるものか、環境配慮型の工事を検討するよう求める趣旨かを確認するとともに「適法かつ多大な費用を伴う事業のため、単なる中止要請であれば受け入れは難しい旨を申し上げた」としている。
市議の要請書は、環境省釧路湿原野生生物保護センター付近で事業を進める、日本エコロジーなど2社に提出。工事により希少野生生物の生息環境を消失させる懸念があることや、国の天然記念物オジロワシの生息調査が不十分であることを問題とした。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け25日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続伸した。米連邦準備制度理事会(FRB)の議長講演を受け、利下げ再開観測が強まり前週末の米株価は上昇。その流れが及んだ。
終値は前週末比174円53銭高の4万2807円82銭。東証株価指数(TOPIX)は4.62ポイント高の3105.49。出来高は約17億7657万株だった。《共同通信》
【首相動静】
石破茂首相は25日、シンガポール前首相のリー・シェンロン上級相と官邸で会談し「基本的な価値や原則を共有する両国の関係をさらに強固にしたい」と述べた。リー氏は来年の外交関係樹立60周年に触れ「大きな飛躍のステップを重ねる機会となるよう願っている」と応じた。
リー氏は24日に大阪・関西万博のナショナルデー行事に参加しており「万博が成功裏に開催されている」とも語った。
リー氏は今年4月に旭日大綬章を受章した。首相は、会談後の勲章伝達式で「両国関係の安定に顕著な功績を挙げた。今後も日本の良き友人として貢献していただきたい」と祝意を伝えた。リー氏は謝意を示した。《共同通信》
【日・カザフスタン外相会談】
岩屋毅外相は25日(日本時間同)、訪問先のカザフスタンでヌルトレウ副首相兼外相と会談した。昨年8月の南海トラフ巨大地震注意情報を受けて開催が見送られた、カザフを含む中央アジア5カ国と初となる首脳会合の早期実現へ調整を加速する方針で一致した。
旧ソ連から独立した5カ国には、中国も浸透を図っている。日本は首脳会合を通じ、豊富な鉱物資源を抱える各国との関係を強化したい考えだ。
カザフ東部では、旧ソ連の核実験で約150万人が被害に遭ったとされる。両氏は、放射線被害者の専門治療を行う大学病院に、最新医療機材を整備する10億8700万円の無償資金協力に関する文書に署名した。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ南部ハンユニスの病院への攻撃で民間人ら少なくとも20人が死亡したことを受け、国際社会で非難が拡大した。国連のグテレス事務総長は25日に声明を発表し、公平かつ迅速な調査を要求。イスラエルのネタニヤフ首相は「悲劇的な出来事で遺憾だ。軍が徹底調査している」と主張した。
攻撃では患者や医療従事者のほか、中東の衛星テレビ、アルジャジーラやAP通信、ロイター通信で働いていたカメラマンら報道関係者5人も死亡した。グテレス氏は「医療従事者と報道関係者が必要不可欠な役割を果たす中、妨害や威嚇、危害が加えられるべきではない」と訴えた。《共同通信》
【ウクライナ情勢】
トランプ米大統領は25日、米政権が仲介するロシアとウクライナの和平交渉を巡り、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談が実現しなければ「重大な結果になる」と述べ、会談に後ろ向きなプーチン氏に改めて圧力をかけた。詳細には言及しなかったが、ロシアへの制裁や関税が念頭にあるとみられる。
ホワイトハウスで記者団に述べた。2人の間には「強い個人的な嫌悪がある」と持論を展開した上で「まずは双方で相違点を解消してほしい。結局のところ、これは彼らの問題だからだ」と説明。両者の会談後に自身を交えた3者での会談を実施する考えを示した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは25日、各地で行われ、ドジャースの大谷はロサンゼルスでのレッズ戦に「1番・指名打者」で出場し、3打数無安打、1四球だった。チームは7―0で快勝し、ナ・リーグ西地区の単独首位に再浮上した。
オリオールズの菅野はレッドソックス戦に先発し、6回6安打4失点で6敗目(10勝)を喫した。レッドソックスの吉田は「6番・指名打者」で3打数2安打。試合はレッドソックスが4―3で勝った。
メッツの千賀はフィリーズ戦に先発して4回0/3を投げ、6安打3失点で勝敗は付かなかった。チームは13―3で勝った。パドレスの松井はマリナーズ戦の七回から登板し、2回無安打無失点。チームは6―9で負けた。《共同通信》