令和2239日目
その日の記録
【カナナスキスサミット】開幕
先進7カ国首脳会議(G7サミット)が16日午前(日本時間17日未明)、カナダ西部カナナスキスで開幕した。石破茂首相やトランプ米大統領ら各国首脳が出席し、初日は米政権の高関税措置など保護主義の高まりで不透明感が強まっている世界経済について議論。レアアースなど重要な鉱物資源のサプライチェーン(供給網)強化を巡っても協議する。
首脳会議は17日まで開く。各国間で対立する議題も多く、包括的な首脳宣言や首脳声明(コミュニケ)の取りまとめは決裂を回避するため、見送られる公算が大きい。個別の課題ごとに共同声明の採択を目指す方向だ。
議長国カナダのカーニー首相は会議冒頭で「世界はこれまで以上に分断され、危険な状態にある」とし、エネルギー安全保障や重要鉱物、人工知能(AI)といった分野での協力を呼びかけた。
ロイター通信によると、重要鉱物に関し「供給網の強靱性を脅かすリスクを認識し、G7以外の国々とも協力して経済、国家の安全保障を守る」とする声明草案をまとめた。トランプ米大統領は草案をまだ承認していないという。《共同通信》
◇
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、カナダで開幕した先進7カ国(G7)サミットに合わせトランプ米大統領と会談すると表明した。対面会談は4月にバチカンで実施して以来で「武器購入について協議する」と説明した。訪問先のオーストリアで開いたファンデアベレン大統領との共同記者会見で述べた。
ゼレンスキー氏は、現在米国から受け取っている兵器は、バイデン前政権時代に供与が決まっていたものだと指摘し、トランプ政権から新たに武器を求める必要があるとの認識を示した。
G7サミットでは、17日にウクライナ情勢を議論し、ゼレンスキー氏も出席予定。ロシア産原油の上限価格を1バレル=60ドル(約8600円)から引き下げる対ロ制裁強化について話し合う。ウクライナは30ドルへの引き下げを求めている。
ゼレンスキー氏のオーストリア訪問は2022年2月のロシアによる侵攻後初めて。中立国のオーストリアはウクライナに軍事支援を実施していないが、ファンデアベレン氏は会見で「ロシアは明らかに侵略者だ」と非難した。《共同通信》
◇
石破茂首相とトランプ米大統領は16日午後(日本時間17日午前)、先進7カ国首脳会議(G7サミット)が開幕したカナダ西部カナナスキスで約30分間会談した。日米関税交渉が主要議題。全ての追加関税の撤廃を求めてきた日本と、それを拒否する米側で停滞している協議の打開を目指したとみられる。日本が重視する自動車関税の回避を実現できるかどうかが焦点だ。
両首脳の対面会談は2月以来、2回目。石破氏が報道陣の取材に応じ、会談内容を説明する。トランプ氏は、会談について記者団に問われ「良かった」と答えた。
日米関税交渉は4月以降、赤沢亮正経済再生担当相とベセント財務長官、ラトニック商務長官らと6回の閣僚会合を実施。赤沢氏は5~6日の5回目の終了後に「一致点はまだ見いだせていない」と説明。13日の6回目後には首脳間の一定の合意見通しについて「予断することは差し控える」と述べた。《共同通信》
◇
石破茂首相は16日(日本時間17日)、カナダで開幕した先進7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせ、同国のカーニー首相と会談した。両首脳は安全保障分野での協力を強化する方針で一致。不透明性を増す世界経済や、多角的な自由貿易体制について議論した。
石破首相は「両国の戦略的パートナーシップが強化されている」と表明。カーニー氏は、経済分野での協力進展を歓迎すると述べた。《共同通信》
【愛媛県西条市】36.5度
暖かい空気の影響で16日は各地で気温が上がり、愛媛県西条市で36.5度を記録するなど最高気温が35度以上の猛暑日となった地域があった。17日も広い範囲で気温が上がる見通しで、熱中症対策が必要だ。東―西日本で大気の状態が非常に不安定になる恐れもあり、気象庁は落雷や竜巻などの激しい突風への注意を求めた。
千葉、和歌山、鹿児島の各県と沖縄県本島、大東島地方で、17日に危険な暑さが予想されるとして、16日に「熱中症警戒アラート」が発表された。
気象庁によると、16日は全国914の観測地点のうち22地点で猛暑日に。午後6時時点で、猛暑日の地点も含め419地点で30度以上の真夏日となった。《共同通信》
【ツインブリッジのと】通行再開
昨年元日の能登半島地震で損傷し、通行止めが続いていた石川県七尾市の橋「ツインブリッジのと」が16日、通行可能になった。のとじま水族館といった観光施設がある能登島につながる橋の一つで、能登空港など奥能登地域から島へのアクセスが改善。地元の利用者から「復興に役立つ」「待ちに待っていた」と喜びの声が上がった。
地震で、橋桁がずれて段差が生じるなどの被害が出た。県が復旧工事を続けており、当面は片側交互通行とし、総重量が17トンを超える車両は通行禁止とする。2年~2年半後の全面再開を目指している。《共同通信》
【柔道】
柔道の世界選手権第4日は16日、ブダペストで行われ、男子81キロ級は昨夏のパリ五輪で2連覇を果たした永瀬貴規(旭化成)が初戦敗退を喫した。2回戦でアルスロンベク・トジエフ(ウズベキスタン)に指導3の反則負け。2015年以来2度目の優勝はならなかった。
女子63キロ級で初出場の嘉重春樺(ブイ・テクノロジー)は初戦の2回戦で中国選手を下し、3回戦へ進出した。《共同通信》
【東京株式市場】
週明け16日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が大幅に反発した。外国為替市場で円安ドル高が進行。円安で収益が膨らむとの見方から輸出企業を中心に買い注文が入った。
終値は前週末比477円08銭高の3万8311円33銭。東証株価指数(TOPIX)は20.66ポイント高の2777.13。出来高は約16億60万株だった。《共同通信》
【コメ価格】3週連続値下がり
農林水産省は16日、全国のスーパーで2~8日に販売されたコメ5キロの平均価格が、前週比48円安の4176円だったと発表した。3週連続の値下がり。前年同期と比べると約1.9倍の高値水準が続いたが、小泉進次郎農相は記者団に対し「随意契約の備蓄米が間違いなく影響を与えている」と強調した。
銘柄米は前週比14円高い4443円、備蓄米を多く含むブレンド米は64円安い3834円だった。販売全体に占めるブレンド米の比率は5ポイント増の44%と放出以降で最も高くなった。随意契約の備蓄米を扱っている店舗での平均価格は3096円だった。
ただ小泉氏は、まだ「国民の皆さんが安心して買える水準になっていない」と指摘。備蓄米倉庫が東北地方や北海道に集中していて西日本への輸送が遅れている課題に対応し、随意契約の備蓄米の海上輸送を始めたと明らかにした。大量輸送で流通をさらに加速させる。
実際に店頭で確認した中で、最安は長野県の2790円、最高は滋賀県の4980円だった。多くの地域で3千円台が中心となった。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平(30)が16日、ロサンゼルスで行われたパドレス戦に「1番・投手兼指名打者」で出場し、2季ぶりに投打「二刀流」が復活した。投手では先発で1回を1失点、最速161キロを記録した。打者では2安打2打点の活躍で再始動し「前進できる材料はいっぱいあった。いい一日だった」と収穫を強調した。今後は週に1回程度のペースで登板予定。
2023年9月に2度目の右肘靱帯再建手術を受けた大谷の登板は、エンゼルス所属だった同年8月23日以来約1年10カ月ぶり。昨季移籍したドジャースでは初登板だった。
大谷は5月25日に手術後初めて打者相手に投球。7月15日のオールスター戦後の復帰が見込まれていたが、チームの投手に負傷者が相次ぎ、復帰が大幅に前倒しされた。《共同通信》