令和2212日目
2025/05/20
その日のできごと(何の日)
【京都大・柏原正樹特任教授】アーベル賞受賞
優れた業績を上げた数学者に贈られる「アーベル賞」の授賞式が20日午後(日本時間同日夜)、ノルウェーの首都オスロで開かれ、ノルウェー国王ハラルド5世が京都大数理解析研究所の柏原正樹特任教授(78)にガラス製の盾を授与した。アーベル賞は「数学のノーベル賞」ともいわれる権威ある賞で、日本人が受賞するのは初めて。
ノルウェー国王から直接盾を受け取った柏原さん。授賞式でのスピーチでは「数学において新しいものを創造することが大切だと(恩師の)佐藤幹夫氏から学び、研究人生での重要な指針となった」と話し、妻への感謝も述べた。満員の会場からは長い拍手が続いた。
授賞理由は「代数解析学および表現論、特にD加群理論の発展と結晶グラフの発見に対する根本的な貢献」。新たな数学分野の扉を開いたと評価された。アーベル委員会のヘルゲ・ホルデン委員長は「数学はとても専門的だが、彼はその複数の分野を結びつけている点が非常に注目すべきだ」と柏原さんをたたえた。受賞者は28人目で、賞金は750万ノルウェークローネ(1億円超)。《共同通信》
【佳子内親王殿下】岐阜県訪問
秋篠宮家の次女佳子さまは20日、全国都市緑化祭の式典出席などのため、岐阜県を訪問された。1泊2日の日程で、この日は岐阜市の「ぎふ木遊館」で子どもたちが木のおもちゃで遊ぶ様子を視察した。
佳子さまは、子どもたちに誘われて一緒に丸太のトンネルをくぐり、積み木で遊んだ。案内した名誉館長の竹下景子さんに「小さい時から楽しんで関心を持つことで、森を大切にできるのでしょうね」と話したという。
これに先立ち、各務原市の世界淡水魚園水族館を視察した。オオサンショウウオの保護活動に取り組む高校生から説明を聞いたほか、メコンオオナマズなどの展示を見て回った。《共同通信》
【大相撲】
大相撲夏場所10日目(20日・両国国技館)横綱昇進を狙う大関大の里は一山本を力強く押し倒し、ただ一人の全勝を守った。1敗がいなくなり、後続と2差に広がった。横綱豊昇龍は宇良を送り出して勝ち越し。2敗は豊昇龍、小結若隆景、平幕の伯桜鵬、安青錦となった。
大関琴桜は関脇霧島に寄り切られて4敗。霧島は7勝目を挙げた。関脇大栄翔は伯桜鵬を突き出し、7勝3敗とした。若隆景は安青錦を肩透かしで下して勝ち越し。小結高安は負け越した。十両は草野が1敗で単独首位を守った。《共同通信》
【プロ野球・20日】
楽0―1西
西武が無失点リレー。三回に滝沢の適時二塁打で挙げた1点を5投手で守り切った。菅井は5回を3安打無失点で4勝目。九回を締めた平良が11セーブ目。楽天はあと一本を欠き、6回を1失点と力投した滝中を援護できなかった。
オ2―1ロ
オリックスがサヨナラ勝ちした。1―1の九回無死から若月が3号ソロを放って試合を決めた。若月は今季3度目のサヨナラ安打。九里は制球が良く8回1失点の好投を見せた。九回を三者凡退としたマチャドが2勝目を挙げた。
日2―5ソ
ソフトバンクが3連勝で今季初の貯金1。0―2の五回に牧原大の2点三塁打で追い付き、六回に川瀬のプロ初本塁打となるソロで勝ち越し。九回にも2点を加えた。モイネロが5勝目。日本ハムは伊藤が投げきったが、拙攻が続いた。
神4―0巨
阪神が3連勝で今季の勝ち越しを最多の7とした。才木が散発5安打に抑えて三塁を踏ませず、昨年6月以来の完封で4勝目。森下が一回に先制2ランを放ち、七回は犠飛で援護した。巨人は投打に元気がなく、戸郷は白星なしの4敗目。
D10―2中
DeNAが2試合連続の2桁得点で大勝した。一回に牧のソロで先制し、二回には桑原の2点適時打などで3得点と序盤に主導権を握った。ケイが7回2失点で4勝目。中日は大野が1回1/3で4失点と乱調で、救援陣も踏ん張れず。
広3―2ヤ
広島が競り勝った。2―2の六回にモンテロの適時二塁打で勝ち越し、継投で逃げ切った。3番手の中崎が1回無失点で今季初勝利、九回をハーンが締めた。ヤクルトは再三好機をつくっても2点止まりで、負け越しが10に膨らんだ。《共同通信》
◇
楽天の浅村栄斗内野手(34)が20日、盛岡市のきたぎんボールパークで行われた西武5回戦で出場せず、西武時代の2015年8月に始まった連続試合出場が1346試合でストップした。衣笠祥雄(広島)、鳥谷敬、金本知憲(以上阪神)に次ぐ史上4位で、パ・リーグ1位だった。
17年目の今季は40試合に出場して打率2割4分3厘、4本塁打、17打点。4月下旬から自己ワーストとなる35打席連続無安打に陥るなど打撃不振に苦しんだ。通算2千安打達成までは残り2本としている。《共同通信》
【東京株式市場】
20日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反発した。米国株が前日に上昇し、米大手格付け会社による米国の信用格付け引き下げで金融市場が不安定になるとの警戒感が後退した。
終値は前日比30円86銭高の3万7529円49銭。東証株価指数(TOPIX)は0.44ポイント高の2738.83。出来高は約19億2356万株だった。《共同通信》
【パラグアイ・ペニャ大統領】広島訪問
来日しているパラグアイのペニャ大統領が20日、広島市の平和記念公園を訪れた。「原爆の子の像」に折り鶴を供え、原爆慰霊碑に献花した。広島選出の岸田文雄前首相と会談し「世界の人々に、世界平和を強く訴えなければならない」と述べた。
岸田氏は「私の地元に足を運んでくれたことに感謝する」と語った。
ペニャ氏は会談後、原爆資料館を見学した。記者団の取材に「広島で起きたことは、全人類が記憶に残すべきだ」と強調した。
ペニャ氏は、大阪・関西万博での同国の「ナショナルデー」行事に合わせて、19~23日の日程で来日している。
広島市によると、パラグアイの大統領が同市を訪問するのは初めて。《共同通信》
【首相動静】
石破茂首相は20日、岸田文雄前首相と官邸で面会し、昨年の能登半島地震を踏まえた災害対応に関する提言を受け取った。避難所の環境改善や罹災証明書発行手続きの簡素化を求める内容が盛り込まれ、首相は「全て生かす。日本は世界有数の災害大国なので、防災体制を世界一にしたい」と述べた。
岸田氏は能登半島地震発生時に首相として対応に当たった経験を基に、当時の閣僚らと提言をまとめた。石破首相に対し「防災庁設置に向けた議論が大詰めを迎えていると聞く。参考にしてほしい」と求めた。
提言は被災者支援のため、避難所にトイレやキッチン、ベッドを設置する即応態勢の重要性を強調。トレーラーハウスの活用を促した。《共同通信》
【台湾情勢】
台湾の頼清徳総統は20日、就任1年に合わせ、台北の総統府で記者会見した。中国の統一圧力に対し「戦争に備えることで戦争を避け、平和の目標を達成する」と述べ、引き続き防衛力の強化に取り組むと表明した。
頼氏は「侵略者こそが平和の破壊者だ」と強調し、台湾周辺で軍事活動を活発化させる中国をけん制。対等と尊厳を前提として「中国と交流や協力をしていきたい」とも述べた。
頼氏はこの1年で「全社会の防衛強靱化」や中国の浸透工作を阻止するための方策を講じてきたと成果を強調した。
内政では立法院(国会)の多数派を野党に握られ、苦しい政権運営を強いられている。頼氏は「民主的で自由な生活を捨てていいと思っている台湾人はいない」と強調。中国を念頭に団結するべきだとの考えを示した。《共同通信》
【イスラエル・パレスチナ情勢】
イスラエル首相府は20日、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉が開かれていたカタールから代表団を帰国させると発表した。ネタニヤフ首相はトランプ米政権の働きかけを受け代表団を派遣したが、イスラム組織ハマスとの溝は埋まらず、進展はなかった。イスラエル軍がガザでの地上侵攻をさらに強化する可能性がある。
ハマスはイスラエル軍が交渉中にガザで攻勢を強めたことについて「ネタニヤフ氏が合意を拒む意図を示している」と非難。イスラエル首相府は声明で「ハマスが提案を拒否した」と主張した。実務者レベルはカタールにとどまるとしている。
イスラエル当局は20日、小麦粉や医療用品などを積んだトラック93台がガザ最南部ケレムシャローム検問所から入ったと発表した。国連のドゥジャリク事務総長報道官は、19日に搬入された支援物資は住民に届いていないと表明。不審物が含まれていないかどうかの検査をイスラエルが要求したためだと説明した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは20日、各地で行われ、ドジャースの山本はロサンゼルスでのダイヤモンドバックス戦に先発し、7回を1安打無失点と好投したが、勝敗は付かなかった。5勝3敗のまま。「1番・指名打者」の大谷は4打数1安打1盗塁だった。試合はドジャースが延長十回、4―3でサヨナラ勝ちし連敗を4で止めた。
カブスの鈴木はマーリンズ戦に「2番・右翼」で出場し、六回に5試合ぶりの本塁打となる12号2ラン、九回に2点二塁打を放った。5打数3安打4打点で、試合は14―1で大勝した。《共同通信》