令和2171日目
2025/04/09
この日のできごと(何の日)
【米国情勢】
トランプ米政権が国別の貿易赤字を参考に独自に設けた「相互関税」の第2弾が、9日午前0時1分(日本時間午後1時1分)に発動した。5日に導入した10%の一律関税に続く措置。貿易が不均衡だと見なす約60カ国・地域に税率を上乗せし、日本は計24%となる。景気後退を懸念する金融市場の混乱にも強硬姿勢を崩さず、米国が主導した自由貿易を中心とする戦後秩序は岐路に立つ。高関税の減免に向けた交渉が焦点となる。
中国が米国への報復措置を撤回しなかったことから、トランプ大統領は8日、対中国の相互関税を公表済みの34%からさらに50%上乗せして84%にするとの大統領令を出した。第2次政権以降で課す中国からの輸入品に対する関税は計104%になる。
相互関税は、国家非常事態宣言で広範な権限を大統領に与える「国際緊急経済権限法」を根拠とする。トランプ氏は巨額の貿易赤字を解消するため高関税で対抗し「米国に雇用と工場を戻す」と狙いを強調する。《共同通信》
◇
トランプ米大統領は9日、「相互関税」として発動した措置のうち、第2弾の上乗せ分を90日間停止すると発表した。交流サイト(SNS)に投稿した。5日に導入した10%の一律関税は継続する見通しで、日本への関税は自動車などを除いて10%となる。一方、相互関税への報復措置を10日発動する中国に対する追加関税は上乗せし「関税を125%に引き上げ、即時に発動する」と明らかにした。
相互関税の上乗せ措置は9日未明に発動したばかり。発動直後での大きな方針転換となり、各国がトランプ関税に翻弄される展開が続きそうだ。トランプ氏は記者団の取材に「75カ国以上」が貿易問題解決のために交渉に動き、報復措置を取らなかったためだと説明。「人々が不安になっていた。柔軟性を持つべきで、私にはそれができる」と語った。停止期間に各国・地域との交渉に応じる方針で「中国も含めてどの国とも合意できるだろう」と自信を示した。《共同通信》
◇
9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに急反発し、前日比2962.86ドル高の4万0608.45ドルと4万ドル台を回復して取引を終えた。上げ幅の2962ドルは過去最大で上昇率は7.9%。トランプ米大統領が「相互関税」として発動した措置のうち、第2弾の上乗せ分について90日間停止すると交流サイト(SNS)に投稿したことを受け、買い注文が急激に膨らんだ。
前日までの4営業日で4500ドル超値を下げていたことを背景に、割安感が出ていた銘柄に買いが集中した。前日終値からの上げ幅は一時3100ドルを超え、全面高となった。米政権は相互関税の上乗せ措置を9日未明に発動したばかりだった。株式市場はこのところ乱高下しており、トランプ政権の政策に市場が振り回される状況が続いている。
ハイテク株主体のナスダック総合指数も大幅反発し、1857.06ポイント(12.2%)高の1万7124.97。幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は474.13ポイント(9.5%)高の5456.90だった。《共同通信》
【中国】対米報復関税84%に
中国政府は9日、米国からの全輸入品に対し、84%の報復関税を課すと発表した。10日に発動する。当初予定の34%からトランプ米政権の相互関税と同等の規模に引き上げる。
またトランプ政権が中国への相互関税を50%上乗せしたことについて、国際貿易ルールに違反しているとして世界貿易機関(WTO)に追加提訴したと発表した。台湾への軍事協力などに関わった米企業6社を、制裁対象となる「信頼できないエンティティーリスト」に加えた。
トランプ政権の対中政策について「もし執拗にエスカレートさせるなら、中国も多くの手段をもって断固として反撃し、徹底的に付き合う」との商務省の見解を発表。一方で「対等な立場での協議を通じ、互いの懸念事項を解決することを希望する」との文書も発表した。《共同通信》
【J1】
明治安田J1第5節第3日(9日・UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu=1試合)アジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の影響で変則日程となった川崎―横浜Mは3―3で引き分けた。川崎は勝ち点16で3位に浮上。4戦勝ちなしの横浜Mは勝ち点8の17位《共同通信》
【プロ野球・9日】
ヤクルトの石川雅規投手(45)が9日、甲子園球場で行われた阪神2回戦で今季初登板先発して勝利を挙げ、プロ野球新記録となる24年連続勝利を達成した。1年目に12勝を挙げて新人王に輝いた2002年から白星を重ね、昨季に工藤公康(西武など)山本昌(中日)三浦大輔(DeNA)の最長記録に並んだ。
5回3失点(自責点1)。二回に3点を先制されたが、追加点を許さずに味方の逆転を呼んだ。試合は5―3だった。
現役最年長のサウスポーで、秋田商高から青学大を経て自由獲得枠でヤクルトに入団。08年は最優秀防御率のタイトルを獲得。通算成績は登板543試合で187勝189敗。《共同通信》
◇
神3―5ヤ
ヤクルトが逆転勝ち。0―3の六回に2暴投と代打増田の適時二塁打で追い付き、失策で2点を勝ち越した。継投も決まり、5回3失点の石川が今季初勝利。阪神は二回に3点を先行した後は打線が沈黙し、六回は大山が痛い悪送球。
D3―6巨
巨人が連敗を3で止めた。四回に岡本とヘルナンデスの2者連続本塁打で2点を先制。七回にも泉口とキャベッジのソロで2点を加えた。山崎は直球が走り、8回2安打無失点で2勝目を挙げた。DeNAは4連敗。
中3―1広
中日は1―1とされた直後の八回、代打ブライトが勝ち越しの2点二塁打を放った。柳が7回無失点と好投。松山が4セーブ目を挙げた。広島の連勝は1分けを挟んで3でストップ。八、九回と好機をつくって粘ったが、及ばなかった。
西2―0ロ
西武が一回に中村剛、渡部聖の適時打で挙げた2点を守り、逃げ切った。菅井は直球に伸びがあり、6回無失点、6奪三振の力投で今季初勝利。平良は3年ぶりにセーブを挙げた。ロッテは散発2安打で今季2度目の零敗を喫した。
楽2―8日
日本ハムが今季最多の17安打で快勝。1―1の五回にレイエスの適時二塁打と清宮幸の2点二塁打で3点を勝ち越し。八回に水野の3点三塁打などで4点を加えた。加藤貴が5回1/3を1失点で今季初勝利。楽天は辛島が4失点で2敗目。
オ9―10ソ
ソフトバンクが終盤に逆転して3連勝。2―6の八回に5長短打を集めて3得点。九回には周東の中前打から好機をつくり、山川が2号3ランを放った。オリックスは八回に博志、九回に平野が集中打を浴びて今季初の連敗となった。《共同通信》
【フジテレビ】青井実アナが不適切言動
フジテレビは9日、報道番組「Live News イット!」でメインキャスターを務めるフリーアナウンサーの青井実さん(44)が強い口調でスタッフを叱責するなどしたとして、不適切な言動をしないよう申し入れたと発表した。
青井アナは同日の番組で「深く反省しており、申し訳なかったと思っています。未熟さが出てしまった」と陳謝した。
フジによると、青井アナは昨年5月ごろ、リハーサル中にフリップの演出をうまくできなかったスタッフを叱責。同年10月には、速報ニュースの対応を巡り、付けていたピンマイクを強く放り投げ、社員やスタッフを厳しい口調で叱責した。
コンプライアンス推進室に報告があり、今年2月から弁護士を交えて調査。フジは「職場における安全配慮の観点から問題と考えている」とし、青井アナに同様の言動をしないよう申し入れた。
またフジは、バラエティー番組「オールナイトフジコ」を制作していた同社社員が主体となって2023年に開いた会合で、出演者の当時未成年の女性が飲酒していたことを明らかにした。《共同通信》
【東京株式市場】
9日の東京株式市場はほぼ全面安の展開となり、日経平均株価(225種)が急落した。節目の3万2000円を割り込み、終値は前日比1298円55銭安の3万1714円03銭。トランプ米政権が日本時間の午後1時過ぎに「相互関税」の上乗せ分を発動した後、下げ幅を拡大する場面があり、一時1700円超値下がりした。米国と中国をはじめとする各国との間で貿易摩擦が激化するとの警戒感が市場に広がった。
世界の株式市場は米政権の関税政策に振り回され、乱高下が続いている。平均株価は週明け7日に2644円の大幅下落。8日は一転して買い戻しが入り、1876円の上昇だった。
9日の外国為替市場では比較的安全な資産とされる円が買われて円高ドル安が進んだ。業績が悪化するとの見方から自動車や電機など輸出関連銘柄が幅広く売られた。平均株価への影響が大きい半導体関連株も大幅に値を下げた。
東証株価指数(TOPIX)は82.69ポイント安の2349.33。出来高は27億5165万株だった。《共同通信》
【国民民主党】参院大阪に足立康史氏
国民民主党が夏の参院選で、元衆院議員の足立康史氏(59)を大阪選挙区(改選数4)に擁立する方向で最終調整していることが分かった。近く正式決定する。複数の関係者が9日、明らかにした。日本維新の会所属だったが執行部と対立。党員資格停止中の昨年衆院選で「刺客」擁立方針が示されたのを受け、政界引退を表明していた。
足立氏は維新所属当時、労働組合批判を繰り返してきた経緯があり、国民の支援組織・連合は擁立に難色を示している。大阪選挙区では、同様に連合の支援を受ける立憲民主党が独自候補を検討している。
このほか維新は新人の大阪市議2人を擁立する。公明、共産、参政各党も候補者を立てるほか、自民党も調整している。
足立氏は2012年衆院選の大阪9区で初当選し、4期務めた。22年には維新代表選に出馬した。関係者によると、国民側と足立氏は衆院選後の昨年11月ごろから断続的に協議していた。《共同通信》
【首相動静】
石破茂首相は9日、北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と官邸で会談し、欧州・大西洋とインド太平洋での安全保障連携を深化させる方針で一致した。会談後、共同声明を発表し、軍民両面で利用可能な「デュアルユース」技術開発を含めた防衛産業分野の協力加速を明記した。ドローンや人工知能(AI)、バイオ分野などを想定している。
首相は共同記者発表で「強固なNATOの存在は日本にとって大きな利益だ。インド太平洋へのNATOのさらなる関与を歓迎する」と述べた。ルッテ氏は、中国が大規模な軍備増強を進め、重要技術のサプライチェーン(供給網)を支配しようとしていると指摘し「インド太平洋地域を不安定化させる活動を続けている」と批判した。
共同声明では、ロシアの侵攻を受けるウクライナに関し、包括的で、公正かつ永続的な平和を達成するための外交努力が重要だと確認。ルッテ氏は、軍事訓練の実施や装備供給などを調整するNATOの対ウクライナ支援組織について日本の参加意欲を歓迎すると記述した。《共同通信》
◇
石破茂首相は9日、衆院議員会館の売店で自身の似顔絵入りのライター(1個200円)を2個購入した。ヘビースモーカーの首相は昨年、国会答弁で禁煙を示唆していた。官邸関係者は「誰かへのお土産かもしれないが、自分で使うとしたら禁煙に向けた努力はどうなるのだろう」とつぶやいた。
首相は公務の合間を縫い、議員会館の事務所で地元の銀行関係者らと面会。その後、地下の靴店で革靴、売店でライターを購入した。
官邸の建物内は禁煙のため、首相は昨年12月の参院予算委員会で1日数本までたばこの本数が減ったと説明。「ゼロになるまでもう少しかなと思う」と述べていた。《共同通信》
【英・チャールズ国王】伊議会で演説
チャールズ英国王が9日、英国の君主として初めて、イタリアの上下両院の合同会議で演説した。「私たちは民主主義の価値観を守るために団結している」と述べ、両国と日本による次期戦闘機の共同開発にも触れた。
国王は、2035年までの配備開始を目指す戦闘機の共同開発が「信頼関係を象徴している」と指摘。ウクライナ支援で足並みをそろえてきたことも振り返った。9日は国王夫妻の結婚20周年でもあり「イタリアは私たちにとって、とても大切な場所だ」と強調した。
国王はこの日、イタリアのメローニ首相と会談した。夜には、結婚20周年を祝う大統領府での晩さん会にカミラ王妃と出席する。《共同通信》
【ウクライナ情勢】
ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ウクライナ軍特殊部隊からの情報として、少なくとも155人の中国人兵士がロシア軍側で戦っていると明らかにした。ウクライナメディアが伝えた。
ゼレンスキー氏は155人について、旅券や出身地、年齢など個人情報を把握していると述べた。ロシア軍はTikTok(ティックトック)など交流サイト(SNS)を通じて募集しているといい、採用時期は2024年後半がほとんどだが、23年に採用された兵士もいる。砲手などとして従事しているという。
ゼレンスキー氏は8日、ロシア軍に多くの中国人が加わっていると主張していた。中国政府は9日「根拠がない主張だ」と否定していた。
一方、東部ドネツク州でウクライナ軍の捕虜となった中国人兵士(33)が「仲介人に30万ルーブル(約50万円)を支払い、ロシア軍に入隊した」と話していることが10日分かった。この兵士を捕らえた第81独立空中機動旅団の担当者が共同通信に明らかにした。《共同通信》
【MLB】
米大リーグは9日、各地で行われ、カブスの今永はシカゴでのレンジャーズ戦に先発して5回を投げ、2本塁打を含む7安打5失点で今季初黒星(2勝)を喫した。鈴木は「3番・指名打者」で出場し、4打数2安打1打点。試合は2―6だった。
ドジャースの大谷はナショナルズ戦に「1番・指名打者」で出場して4打数2安打。開幕からの連続試合出塁を自己最長の14に伸ばした。チームは6―5で競り勝ち、連敗を3で止めた。
エンゼルスの菊池はレイズ戦に先発し、6回6安打4失点で今季初勝利はならなかった。《共同通信》