平成5693日目

2004/08/09

【美浜原発蒸気漏れ事故】

9日午後3時28分ごろ、営業運転中の福井県美浜町の関西電力美浜原発3号機(加圧水型軽水炉、出力82.6万キロワット)で警報が鳴り原子炉が緊急停止した。関電が調べたところ、タービン建屋内に高温の水蒸気が充満。中で作業していた作業員11人がやけどを負い、うち4人が死亡し、2人が重体、2人が重傷。

国内の原発で営業運転中に伴い死者が出たのは初めてで、県警は業務上過失致死傷容疑で捜査に乗り出した。外部への放射能漏れはないという。

関電の説明によると、美浜3号機は今月14日から定期検査の予定で、準備作業のため木内計測(本社・大阪市天王寺区)の社員が原子炉建屋の東隣にある、タービンを回して発電するタービン建屋(3階 一部4階建て)内で作業をしていた。死傷したのはいずれも2階で作業していた同社の社員。前回の定検は昨年7月15日に終わっていた。事故当時、同建屋内では1~3階で計211人が作業していた。《毎日新聞》




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【群馬・伊香保温泉】水道、井戸水を温泉と偽る

名湯として知られる群馬県伊香保町の伊香保温泉で、数軒の業者が水道水や井戸水を使いながら温泉と偽って旅館やホテルを営業していた疑いがあることが9日、町などの調べで分かった。

町によると、伊香保温泉には56軒のホテルや旅館があるが、7軒は温泉をひいておらず、水道水などを加熱して使っていたとみられるという。うち2軒はホームページで温泉の使用を表示しており、町は各旅館とホテルに適正な表示を求めた。

関口俊二町長は記者会見し「大勢の皆さまの期待と信頼を裏切った」と謝罪した。関口町長が経営する旅館でも、温泉の湯に着色するなどしていた。不正な表示はしておらず、客から尋ねられれば答えていたという。《共同通信》

【小泉純一郎首相】長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列

平成16年8月9日、小泉総理は、長崎市松山町の平和公園祈念像前で開催された長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に参列しました。
被爆59周年のこの式典では、この1年間に死亡が確認された原爆死没者の名簿を平和祈念像前の奉安箱に納め、遺族代表や被爆者代表、小泉総理を始め来賓が献花を行いました。
原爆が投下された午前11時2分には、長崎の鐘やサイレンに合わせて黙とうが行われ、引き続き伊藤一長長崎市長による「平和宣言」、被爆者代表による「平和への誓い」が行われました。
来賓として挨拶に立った小泉総理は、今年秋から在外被爆者が現地の医療機関において適切な医療を受けることができるよう、保健医療費の助成を行う予定であることなどを挙げ、高齢化の進行など被爆者の実状を的確に反映させながら、援護施策の推進に努力する旨を述べました。また、人類史上唯一の被爆国である我が国として、国際社会の先頭に立ち、各国政府に対する包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期批准の働きかけを一層強化するなど、核兵器の廃絶に全力で取り組む決意を述べました。《民主党ニュース》

【この日の民主党】

米国連邦議会スタッフが岡田代表を表敬訪問

米国連邦議会の委員会スタッフおよび有力議員補佐官ら7名が9日、民主党の岡田克也代表を表敬訪問した。一行は、「第18回米国連邦議会スタッフ訪日プログラム」で来日しているメンバー。民主党は岡田代表のほか、北橋健治役員室長、若林秀樹、高井美穂の両国際局副局長が迎えた。

岡田代表は懇談の冒頭の挨拶で、民主党が参議院選挙において自民党を上回る支持を獲得し、次期総選挙で政権交代を目指していることを報告、「日本もようやく二大政党制の時代に入った」と日本の政治状況を紹介した。

連邦議会スタッフからは、「先の訪米では政権をとりうる政党のリーダーとして迎えられたが、民主党が政権をとると何が変わるのか」「今後、日中関係が重要になると思うが、首相になったら靖国神社に参拝するか」などの質問が出された。岡田代表は、「国家の形では、自民党は官僚依存の中央集権体制、民主党は地方政府に権限を持たせる分権国家を目指す。外交では、日米同盟は重要だが、小泉政権はたんなる依存になっている。民主党は自立した対等な関係を目指す」など、自民党との政策的違いを様々な側面から説明。また首相になった場合の靖国神社参拝については「しない」と明言し、日米同盟を維持しながら対中関係を潤滑に進めることが日本外交にとってもっとも重要な課題だとの考えを示した。

党女性議員ネットワーク会議で岡田代表が講演

民主党の岡田克也代表は9日、党本部で開会した民主党女性議員ネットワーク会議の1日目に講演し、参加したおよそ100人の女性国会議員、地方議員を前に、参議院選挙の総括や政権交代に向けた女性議員の役割などについて語った。

岡田代表はまず、先の参院選について、獲得議席が自民党を上回っただけでなく、比例票で自民党に400万票以上の差をつけ、1人区でも互角の結果を残したことを評価。中でも、「女性候補の健闘が目立った」と指摘し、1人区、小選挙区で女性候補が自民党現職候補と互角に戦える状況になってきたことについて「大きな変化だ」と述べた。

また代表は、次期総選挙で政権交代を実現するための課題として、300小選挙区のすべてに早急に候補者を擁立すること、しかもその中で女性候補を大幅に増やすべきことを提起。3、4人区で複数の候補をたてる場合は必ず1人以上の女性候補を立てる、2人区では選挙毎に男女を交互に擁立する、などの考えを明らかにし、参加した女性議員たちに協力を呼びかけた。《民主党ニュース》



8月9日 その日のできごと(何の日)