平成10362日目

2017/05/22

この日のできごと(何の日)

【文部科学省・前川喜平前事務次官】出会い系バー通い

文部科学省による再就職あっせん問題で引責辞任した同省の前川喜平・前事務次官(62)が在職中、売春や援助交際の交渉の場になっている東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに、頻繁に出入りしていたことが関係者への取材でわかった。教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ。

関係者によると、同店では男性客が数千円の料金を払って入店。気に入った女性がいれば、店員を通じて声をかけ、同席する。

女性らは、「割り切り」と称して、売春や援助交際を男性客に持ちかけることが多い。報酬が折り合えば店を出て、ホテルやレンタルルームに向かうこともある。店は直接、こうした交渉には関与しないとされる。

複数の店の関係者によると、前川前次官は、文部科学審議官だった約2年前からこの店に通っていた。平日の午後9時頃にスーツ姿で来店することが多く、店では偽名を使っていたという。同席した女性と交渉し、連れ立って店外に出たこともあった。店に出入りする女性の一人は「しょっちゅう来ていた時期もあった。値段の交渉をしていた女の子もいるし、私も誘われたことがある」と証言した。

昨年6月に次官に就いた後も来店していたといい、店の関係者は「2〜3年前から週に1回は店に来る常連だったが、昨年末頃から急に来なくなった」と話している。

読売新聞は前川前次官に取材を申し込んだが、取材には応じなかった。

「出会い系バー」や「出会い系喫茶」は売春の温床とも指摘されるが、女性と店の間の雇用関係が不明確なため、摘発は難しいとされる。売春の客になる行為は売春防止法で禁じられているが、罰則はない。

前川前次官は1979年、東大法学部を卒業後、旧文部省に入省。小中学校や高校を所管する初等中等教育局長、文部科学審議官などを経て、昨年6月、次官に就任したが、天下りのあっせん問題で1月に引責辞任した。《読売新聞・5月22日朝刊》

菅義偉官房長官は22日午前の記者会見において、読売新聞が同日付朝刊で、文部科学省の再就職あっせん問題により引責辞任した同省の前川喜平・前次官が在職中、東京都新宿区歌舞伎町の出会い系バーに頻繁に出入りしていたと報じたことについて「事実関係について政府としては承知しておらず、コメントは控えたい」と述べた。

菅氏はその上で「国家公務員というのは国民全体の奉仕者であって、公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行にあたっては全力でこれに専念しなければならないと思っている」と指摘。事実関係の調査については「文科省で適切にすると思う」と述べた。《産経新聞》

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【北朝鮮・金正恩氏】弾道ミサイル量産を指示

北朝鮮メディアは22日、新型中距離弾道ミサイル「北極星2」の実戦配備に向けた最終発射実験に成功したと報じ、映像を公開した。

21日のミサイル発射を指すとみられ、金正恩朝鮮労働党委員長は量産化を指示し、核戦力拡大を強調。日本全土を射程に収めるとされる北極星2の実戦配備が実現すれば日本の安全保障上、重大な脅威となる。日本政府は、開発進展に危機感を強める米国と共に国連や先進7カ国(G7)の枠組みなどを通じ、圧力強化を目指す。《共同通信》

【東京地裁】田母神被告に有罪判決

2014年2月の東京都知事選に出馬し、運動員に報酬を提供したとして公選法違反(買収)罪に問われた元航空幕僚長、田母神俊雄被告(68)に、東京地裁は22日、懲役1年10月、執行猶予5年(求刑懲役2年)の判決を言い渡した。

田母神被告は、報酬提供について「陣営幹部からの提案を事前に了承したことはない」と無罪を主張したが、家令和典裁判長は、関係者の供述から「提供を発案して主導したわけではないが、了承した上で一部について増額を指示した」と認定し、「候補者としての自覚を欠き、厳しい非難は免れない」と指摘した。《共同通信》

【自民党・大西英男衆院議員】がん患者をめぐる発言でおわび

自民党の大西英男衆院議員(東京16区)は22日、受動喫煙の防止策を非公開で議論した15日の党厚生労働部会で、たばこの煙に苦しむがん患者に関し「(がん患者は)働かなくていい」との趣旨のやじがあったとされる問題について謝罪した。党本部で記者団に「がん患者や元患者の気持ちを傷つけ、混乱させたことを深くおわび申し上げる」と述べた。

これに関連し民進党の野田佳彦幹事長は記者会見で「がん患者の関係者を傷つける、人間として許されない発言だ。議員の資格なしというより人間失格だ」と批判した。《共同通信》

自民党の大西英男衆院議員が受動喫煙対策に関する党会合で、たばこの煙に苦しむがん患者に関し「(がん患者は)働かなくていい」との趣旨のやじをしたとされる問題について、与野党から22日、批判が相次いだ。自民党の下村博文幹事長代行は大西氏と党本部で会い、厳重注意した。

自民党の二階俊博幹事長は記者会見で「大いに反省させることが大事だ」と強調した。別の同党幹部は取材に「いくら何でも言ってはいけない内容だ」と苦言。公明党幹部は「あきれてものが言えない」と突き放した。

公明党の大口善徳国対委員長は「発言が事実ならば、政府やわれわれの考え方と全く違う」と記者団に述べた。《共同通信》

【WHO総会】台湾不参加で開幕

世界保健機関(WHO)総会が22日、ジュネーブの国連欧州本部で開幕した。2009年からオブザーバー出席してきた台湾は参加を認められなかった。「一つの中国」原則を受け入れない蔡英文政権への中国の外交圧力が理由。

感染症が地球規模で問題化する中で、約2300万人の人口を抱える地域の不参加には「公衆衛生の空白地帯をつくることになる」(国連外交筋)との懸念の声もある。総会では香港出身のマーガレット・チャンWHO事務局長が演説。

台湾政府は陳時中・衛生福利部長(衛生相)をジュネーブに派遣。陳氏は記者会見し、「中国により不当に阻止された」と述べた。《共同通信》

【2025年国際博覧会】4都市立候補

2025年国際博覧会(万博)の立候補届け出が22日午後6時(日本時間23日午前1時)に締め切られた。誘致に向けて立候補表明していた大阪とパリに加え、締め切り当日にロシア中部エカテリンブルクとアゼルバイジャンの首都バクーも立候補。4都市の争いが確定した。今後、誘致合戦が激化しそうだ。

パリの博覧会国際事務局(BIE)によると、エカテリンブルクは「未来の世代へ、包摂的な技術革新」、バクーは「人間の首都」をテーマとした立候補表明文書を提出した。ロシア、アゼルバイジャンとも過去に万博が開かれたことはないという。《共同通信》

【英・マンチェスター】コンサート会場で自爆テロ

英中部マンチェスターで22日午後(日本時間23日午前)、米人気女性歌手、アリアナ・グランデさんのコンサート会場で爆発があり、女児ら22人が死亡、59人が負傷した。地元警察は起爆装置を持った男1人が死亡したとし、自爆テロとの見方を示した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)は「ISの兵士の1人」が実行したと犯行声明を出した。

英紙デーリー・テレグラフ(電子版)によると、男は英国籍のサルマン・アベディ容疑者(22)。両親はリビア出身という。動機は不明。地元警察は事件に関連して23歳の男を逮捕した。実行犯との関係など詳細は不明。メイ英首相は声明で「凄惨(せいさん)なテロ攻撃」だと述べた。

メイ氏は23日、閣僚らを集めた治安対策会議を開催し、真相解明を急ぐ方針を示した。メイ氏と電話会談したトランプ米大統領は「残虐で邪悪な行為」と非難するとともに、今週中に会談することを確認した。

現場は中心部にある屋内競技場「マンチェスター・アリーナ」。爆発はコンサート終了直後、アリーナ外のロビー付近で発生したもよう。目撃者は英メディアに「会場を出ようとしたところ、大きな爆発音が聞こえ、体で衝撃を感じた」と話した。死者には8歳の女児が含まれ、負傷者のうち12人が16歳以下という。《産経新聞》



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