平成10281日目

2017/03/02

この日のできごと(何の日)

【台湾・桃園空港MRT】開通

台北郊外の桃園国際空港と台北市中心部を結ぶ鉄道(全長約51キロ)が2日、正式開通した。建設計画が持ち上がってから約20年かかり、2日の開通式典では陳建仁副総統が出席して実現を祝った。

このうち台北駅―桃園国際空港間(約35キロ)を約35分で直行。同空港は1979年に開港して以降、台北市と結ぶ鉄道がなかった。

2013年の完成を目指して06年に着工したが、たびたび工事に遅れが出ていた。丸紅や日立製作所、川崎重工業の企業連合も高速交通システムや車両基地の工事に参加した。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【天皇皇后両陛下】元日本兵の家族ねぎらう

ベトナムを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は2日、首都ハノイの宿泊先のホテルで、第2次大戦後に現地に一時残り、ベトナム独立運動に身を投じた元日本兵の妻や子どもらと面会された。天皇陛下は一人一人の手を固く握り「いろいろご苦労もあったでしょう」とねぎらった。非戦を願う両陛下が苦難を味わった人々に心を寄せた。

両陛下は2日夜、駐ベトナム日本大使主催のレセプションに出席。ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として生まれたグエン・ドクさん(36)らと懇談し、慰労した。《共同通信》

【天皇皇后両陛下】元留学生と懇談

ベトナムを公式訪問中の天皇、皇后両陛下は2日午前(日本時間同日午後)、首都ハノイにある史跡「文廟」を訪問し、日本で学んだ経験がある元留学生らと懇談された。

文廟は、1070年に孔子を祭るために建立された建物。敷地内にはベトナム最古の大学も置かれ、学問の象徴となっている。

両陛下は、日本の大学などで学んだ元留学生や、経済連携協定(EPA)で訪日する予定の介護福祉士候補者らと交流。

その後、宿泊先のホテルに移動し、現地の商工会や日本人学校の関係者ら在留邦人と面会する機会も設けられた。《共同通信》

【岸田文雄外相】ミス日本表敬、総裁選意欲

岸田文雄外相は2日、「ミス日本コンテスト2017」グランプリに選ばれた大学生高田紫帆さんら受賞者の表敬を外務省で受けた。白いスーツの華やかな女性4人を前に「輝いている姿にあやかって、私も政治家として一段と輝けるよう頑張りたい」と述べ、将来の自民党総裁選へ意欲をにじませた。

外務省の周りを囲む桜の木を引き合いに「桜(の開花)より早く来てもらい春めいた気持ちだ」と満面の笑み。「海外との交流を通じ日本外交にも良い影響を与えてほしい」とエールを送った。

岸田派の武井俊輔外務政務官とミス日本の主催者が知り合いで、表敬が実現した。《共同通信》

【WBCバンタム級タイトル戦】山中慎介選手、12度目の防衛に成功

世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ12回戦は2日、東京・両国国技館で行われ、チャンピオンの34歳、山中慎介(帝拳)が挑戦者で同級6位のカルロス・カールソン(メキシコ)に7回57秒でTKO勝ちし、日本歴代単独2位となる12連続防衛を果たした。具志堅用高の日本記録まであと一つと迫った。

山中は左の強打を武器に5回に2度、6回に1度ダウンを奪った。7回も早々にダウンを奪い、最後は左ストレートで勝負を決めた。山中は29戦27勝(19KO)2分け、26歳のカールソンは24戦22勝(13KO)2敗となった。《共同通信》

【森友学園・籠池泰典理事長】鴻池氏に紙包み

大阪府の国有地を評価額より大幅に安く取得した学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典理事長の代理人を務める酒井康生弁護士が2日、理事長が2014年4月に鴻池祥肇元防災担当相と面会して紙包みを差し出したことを認め、中身について「お見舞いを兼ねて商品券を渡そうとしただけだ」と明らかにした。一方、鴻池氏の事務所が籠池氏や国との交渉経過を記録した文書の内容が判明、理事長とのやりとりは13年8月から16年3月まで16回に上った。

国有地払い下げを巡る問題で、学園側が政治家との接触を認めたのは初めて。《共同通信》

【北朝鮮】正男氏は「心臓発作」

北朝鮮の金正男氏殺害事件で、同国政府の高官代表団の広報担当リ・ドンイル氏が2日、在マレーシア北朝鮮大使館前で記者団に「死亡した男性の死因は心臓発作の可能性が濃厚だ」との考えを示し、猛毒の神経剤VXが使われたとするマレーシア警察の見方を否定した。

リ氏は北朝鮮のこれまでの主張通り、死亡したのは自国民の「キム・チョル」で正男氏とは認めなかった。その上で「心臓病で治療を受けており、薬なしでは旅行できない状態だった」と強調。遺体の直接確認を求めたことも明らかにした。《共同通信》

【スウェーデン】徴兵制復活へ

AP通信などによると、スウェーデン政府は2日、徴兵制を約7年ぶりに復活させることを決めた。来年1月から実施する。ウクライナ危機を受けてロシアの脅威が高まる中、要員不足を補う目的という。

スウェーデンは2010年7月、100年以上続いた男子の徴兵制を廃止していた。新たな徴兵制は18歳の男女が対象で、毎年少なくとも4千人を徴集する方針という。

スウェーデンは北大西洋条約機構(NATO)に非加盟。ロシアがバルト海周辺で軍用機による活動を活発化させる中、同海のゴトランド島に部隊を配置するなどして警戒を強めていた。《共同通信》

【シリア軍】パルミラ再奪還

タス通信によると、ロシアのショイグ国防相は2日、シリアのアサド政権軍がロシア空軍の支援を得て、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配していたシリア中部の世界遺産都市パルミラを再び奪還したとプーチン大統領に報告した。ペスコフ大統領報道官が明らかにした。

ISは2015年5月にパルミラを制圧し、世界遺産の遺跡内の建物を「非イスラム的な偶像」などと称して次々に破壊した。政権軍とロシア軍が昨年3月に奪還し、遺跡再建の動きが始まっていたが、昨年12月に再びISが占拠していた。《共同通信》

【エジプト】最高裁、ムバラク元大統領に無罪

2011年のエジプト革命をめぐり、反政府デモ隊の殺害に関与した罪などに問われた元大統領のムバラク被告(88)のやり直し裁判で、エジプトの破棄院(最高裁)は2日、無罪判決を言い渡した。中東通信によると、これで判決が確定した。

ムバラク氏は15年5月以来、別件の公金横領罪で禁錮3年の刑に服している。

ムバラク氏には12年、いったんは終身刑が言い渡された。しかし、クーデターを経て誕生したシシ政権下では、ムバラク氏に寛容な司法判断の流れが強まり、14年11月、事実上の無罪判決が言い渡された。その後、検察側の訴えでやり直しが決まっていた。《共同通信》



3月2日 その日のできごと(何の日)