平成10155日目

2016/10/27

この日のできごと(何の日)

【三笠宮崇仁親王殿下】薨去

昭和天皇の末弟で天皇陛下の叔父、三笠宮崇仁さまが27日午前8時34分、入院先の聖路加国際病院(東京都中央区)で心不全のため亡くなられた。宮内庁が発表した。明治以降に亡くなった皇族としては最も長寿の100歳だった。三笠宮さまの逝去により、昭和天皇の弟3人がすべて故人となった。

27日午前10時半に宮内庁で名川弘一皇室医務主管と加地隆治宮務主管が記者会見し、逝去までの経過を説明した。三笠宮さまは、同日午前7時40分ごろまで意識があったが、急変して心臓の鼓動が遅くなり、8時ごろ心停止の状態になったという。同病院に検査入院していた妻百合子さま(93)がみとられた。《共同通信》

安倍晋三首相は27日、三笠宮さま逝去を受け「ご訃報に接し、悲しみの念に堪えません。国民と共に慎んで心から哀悼の意を表します」とする謹話を発表した。

生前の三笠宮さまについて「国の平和と国民の福祉のために貢献してこられた」とした上で「国際親善やスポーツ、レクリエーション、芸術、文化、医療、福祉などの幅広い分野で皇族として重要な役割を果たされ、国民と親しく接せられた」と振り返った。《共同通信》

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【民進党】「尊厳ある生活保障総合調査会」初会合

民進党は27日、前原誠司元外相を会長とする「尊厳ある生活保障総合調査会」を新設し、国会内で初会合を開いた。安倍政権の経済政策「アベノミクス」への対抗軸となる総合的な政策構想をまとめる意向だ。蓮舫代表の直属組織と位置付けている。非主流派の代表格の前原氏を新ポストに充てることで、党内の亀裂拡大を防ぐ狙いもある。

蓮舫氏はあいさつで「生活を保障することが経済成長につながるという理論をしっかり構築してほしい」と表明。前原氏は「われわれが目指す国家像と、その処方箋を示すことが大事だ。多くの人が尊厳と誇りを持って生活できるよう、財源を含め議論したい」などと述べた。《共同通信》

【プロ野球日本シリーズ第5戦】日本ハムが王手

広島1−5日本ハム◇27日◇札幌ドーム

「SMBC日本シリーズ2016」は27日、札幌ドームで第5戦が行われ、日本ハムが5−1で広島にサヨナラ勝ちし、対戦成績を3勝2敗として10年ぶりの日本一に王手をかけた。日本ハムは九回、西川の満塁本塁打で試合を決めた。28日は移動日で、第6戦は29日にマツダスタジアムで行われる。《読売新聞》

日本ハムが劇的なサヨナラ勝ち。日本ハムは1点を追う七回に岡の犠飛で追いつき、九回二死満塁から西川が右翼席へ満塁本塁打を放った。広島は一回、鈴木の中前打で1点を先制したが、その後は好機を生かせず、救援陣も踏ん張れなかった。《読売新聞》

【中国・習近平国家主席】党の「核心」に

中国共産党の重要会議、第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が27日、4日間の日程を終え閉幕した。採択したコミュニケで、習近平総書記(国家主席)を別格の指導者である「核心」と位置づけ、ほかの指導者と明確な差をつけた。習氏が重視する党内の綱紀粛正を「例外なく」進めると宣言。習氏の「1強体制」が一段と加速した。

次期党大会を2017年下半期に開くことも正式に決めた。例年通りなら秋の開催となる。共産党が一党支配する中国では、5年に1度の党大会で最高指導部の人事を決める。別格の権威を示す「核心」の地位を得た習氏は、政権2期目に入る次期党大会での人事を巡る権力争いを優位に進める可能性が強まった。

国営新華社通信によると、6中全会のコミュニケでは、2回にわたり「習近平同志を核心とする党中央」と明記した。

共産党はこれまで歴代の指導者で毛沢東、鄧小平、江沢民の3氏だけを核心と呼び、集団指導体制の色が濃かった前任の胡錦濤氏の時代にこの表現はなくなった。習氏は1期目の任期を1年残しながら、早くも3人の歴代指導者に並んだ。

今年に入り、習氏に近いとされる地方指導者らが習氏を「核心」と呼ぶ動きが相次いだ。6中全会で「核心」と位置づけたことで、党全体として習氏を別格の指導者として認めたことになる。

党内では、毛氏への個人崇拝が1960~70年代に多くの犠牲者を出した「文化大革命」を招いたとの反省がある。このためコミュニケでは集団指導体制を堅持することは確認した。一方で綱紀粛正をうたい、「党中央の決定は断固、実行せよ」と強調。経済運営などが党内の抵抗で滞ることへの危機感を示した。

習氏は自身の権威の確立に成功したものの、指導部人事を巡る党内の争いが本格化するのはこれからだ。習氏が党内世論を引き付けるため、対日政策などで一段と強硬な姿勢を示す恐れもある。《日経新聞》

【フィリピン・ドゥテルテ大統領】暴言やめる?

フィリピンのドゥテルテ大統領は27日深夜、神のお告げがあったことを理由に、これまで連発してきた暴言をやめると“宣言”した。訪日日程を終え、帰国した南部ダバオの空港で記者団に語った。

ドゥテルテ氏は「帰りの機内で空を眺めていたら『口汚い言葉をやめないと飛行機を落とすぞ』と聞こえた。誰かと思ったら神だった」と説明。「悪態はつかないと約束した。神への誓いはフィリピン国民への誓いだ」と続けた。

ただ、欧米への暴言もやめるのかと記者に問われると「状況による」と弱気な答えだった。《共同通信》

【この日の安倍総理】

鳥取県・平井知事と会談

10月27日のできごと(何の日)【安倍晋三首相】鳥取県・平井知事と会談
https://www.kantei.go.jp/

安倍晋三首相は27日、21日の地震で大きな被害を受けた鳥取県の平井伸治知事と首相官邸で会談した。震度6弱の地震をめぐり、首相は被災者の生活支援に取り組むことを説明し、「観光業が打撃を受けている。風評被害(の払拭)に政府を挙げて取り組む」と述べた。

平井知事は、地震後に約1万人分の宿泊がキャンセルされたことなどを説明。政府の助成で宿泊費が割引される「復興割」の創設を要望した。このほか、農家への支援や、大規模半壊以上の家屋を対象とする政府の住宅再建支援策を比較的被害の小さい家屋にも弾力的に適用するよう求めた。《朝日新聞》

ヨルダン・アブドラ国王と会談

安倍晋三首相は27日、ヨルダンのアブドラ国王と東京・元赤坂の迎賓館で会談し「中東地域の安定の要として重要な役割を果たしているヨルダンをしっかり支える」と述べ、同国の経済、社会の安定化につなげるため約300億円の円借款を供与すると表明した。

ヨルダンは隣接するシリアから難民が流入し、経済的、社会的負担が増している。アブドラ国王は会談後の共同記者発表で「シリアは未曽有の人道的危機だ」と述べ、財政支援に謝意を示した。

両首脳は、過激派組織「イスラム国」(IS)などによるテロへの対策のため緊密に連携を図ると確認。防衛分野の人事交流を加速させることで一致した。《共同通信》



10月27日 その日のできごと(何の日)