平成10137日目

2016/10/09

この日のできごと(何の日)

【米大統領選】両候補が非難合戦

米大統領選の民主党ヒラリー・クリントン候補(68)、共和党のドナルド・トランプ候補(70)による第2回テレビ討論会が9日午後(日本時間10日午前)、ミズーリ州のワシントン大学で行われた。女性蔑視と指摘されたトランプ氏のわいせつ発言などを巡って激しい非難合戦を展開し、米メディアは「史上最も醜い討論会」(政治メディア「ポリティコ」)と報じた。

CNNテレビが討論会の勝者を聞いた緊急の世論調査では、クリントン氏が57%でトランプ氏の34%を上回り、初回に続く「勝利」。共和党内からはトランプ氏の大統領選撤退を望む声も出ており、党重鎮のライアン下院議長は10日、今後はトランプ氏のための選挙運動はせず、連邦議会選に傾注する考えを示した。

「スターなら女性は何でもしてくれる」という過去の発言について、トランプ氏は「家族と米国民に謝罪する」と述べた。一方、クリントン氏の夫ビル・クリントン元大統領の女性スキャンダルを持ち出し、「私のは言葉だが、彼のは(実際の)行動だ。女性たちにひどいことをした」と批判。クリントン氏が国務長官時代に公務に私用メールアドレス・サーバーを使っていた問題でも「私が勝てば特別検察官に調べさせる。刑務所行きだ」と攻めた。

クリントン氏は「これまでも共和党候補の政策には同意できなかったが、資質を疑うことはなかった。トランプ氏は違う」と指摘。移民やイスラム教徒らも攻撃する発言をするトランプ氏は「大統領、米軍最高司令官にふさわしくない」と断じた。最後となる第3回討論会は19日、西部ネバダ州ラスベガスで開かれる。

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【F1・日本GP】決勝

自動車のF1シリーズ第17戦、日本グランプリ(GP)は9日、三重県鈴鹿サーキットで決勝が行われ、総合トップのニコ・ロズベルク(ドイツ、メルセデス)が今季9勝目、通算23勝目を挙げた。2位にはマックス・フェルスタッペン(オランダ、レッドブル・タグ・ホイヤー)、3位にはルイス・ハミルトン(英国、メルセデス)が入った。《共同通信》

【プロ野球・ソフトバンク】CSファイナル進出

プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(3試合制)は9日、セ、パ両リーグとも第2戦が行われた。パはレギュラーシーズン2位のソフトバンクが同3位のロッテに連勝し、3年連続のファイナルステージ進出を決めた。

セは同2位の巨人が同3位のDeNAを下し、1勝1敗。10日の第3戦で勝ったチームか、引き分けの場合はレギュラーシーズン上位の巨人がファイナルステージに進む。《読売新聞》

ロッテ1−4ソフトバンク◇9日◇ヤフオクドーム

ソフトバンクが逆転勝ち。四回に明石の左前打で追いつき、五回に本多の右前打で勝ち越した。八回は今宮が2点打。バンデンハークは6回1失点にまとめ、継投で逃げ切った。

ロッテは清田が2試合連続の先頭打者本塁打を放ったが、六回以降、無安打に終わった。《読売新聞》

【卓球・平野美宇選手】W杯最年少V

卓球の女子W杯が9日、米国のフィラデルフィアで行われ、シングルス決勝で16歳の平野美宇(エリートアカデミー)が世界ランキング8位のチェン・イーチン(台湾)を4―0で下し、日本選手として初優勝を果たした。大会公式サイトによると平野は大会最年少優勝。

準々決勝では伊藤美誠(15=スターツ)との高校1年生対決に4―1で勝利。最新の世界ランキングはリオ五輪団体銅メダルの伊藤が11位で平野が17位だった。平野はリオ五輪にはサポートメンバーとして参加していた。

試合後、平野はツイッターで「優勝したぜーーー」と報告。伊藤も「ワールドカップ優勝おめでとう 強すぎ 強いの一言しか出ません ほんとおめでとう」と祝福を送った。

W杯は年に1回開催され、五輪、世界選手権と並ぶトップレベルの大会。女子シングルスはこれまで中国選手しか優勝したことがなかった。日本選手では石川佳純が2015年に2位、14年に3位、福原愛が05年に3位に入るなどしている。《スポニチ》

【アンジェイ・ワイダ氏】死去

ポーランドの映画監督、アンジェイ・ワイダ氏が9日、死去した。90歳。入院中だった。ワルシャワ蜂起など史実に材を取った作品を撮り続けた。第2次大戦前後のポーランド社会の流転を描いた「灰とダイヤモンド」(1958年)など「抵抗三部作」が著名。2000年には米アカデミー賞名誉賞を受賞した。親日家としても知られた。

26年ポーランド北東部のスバウキ生まれ。第2次大戦中は侵攻したナチス・ドイツに対する抵抗運動に参加。戦後、クラクフ芸術大を経てウッジ映画大に進んだ。

デビュー作の「世代」に続く「地下水道」(56年)がカンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞。ポーランドの対ソ連地下抵抗運動を描いた代表作「灰とダイヤモンド」と共に、抵抗三部作と呼ばれる一連の作品で不動の地位を確立した。

81年には民主化を率いた自主管理労組「連帯」を取り上げた「鉄の男」でカンヌ映画祭の最高賞、パルムドールを獲得。民主化前後の89―91年には上院議員を務め、連帯議長から大統領に就任したワレサ氏の諮問機関「文化評議会」の議長に就いた。

晩年まで創作意欲は衰えず、07年にはソ連によるポーランド軍人らの大量虐殺事件が題材の「カティンの森」を発表。13年には「ワレサ 連帯の男」で再びポーランドの民主化への歩みを取り上げた。《日経新聞》



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