平成7182日目

2008/09/06

【この日の民主党】

政権を代え、「国民の生活が第一」の政治実現を訴える 菅代行、小林・北海道5区総支部長

菅直人代表代行は6日午後、北海道のJR北広島駅前で小林ちよみ・北海道第5区総支部長と街頭演説を行い、2代にわたって首相が無責任に政権を投げ出した自公政権から民主党政権への変換のときだと訴えた。

マイクを握った小林総支部長は総裁選挙にうつつを抜かしている自民党について、国民無視のその姿勢を批判するとともに、「多くのみなさんがだれが総理大臣になってもいっしょだと思っていると思う。しかし、これには自公政権である限りという制限つきだ」と語り、民主党が政権をとれば、必ずや政治を代えることができると力説した。

そのうえで民主党が政権をとれば、「今の官僚政治をやめさせ、本当の意味での国民のみなさまのための政治を実現することができる」と小林総支部長が語ると、聴衆からは声援と大きな拍手が沸いた。

また、この間、問題視し、訴えていることとして、日本全体に生きる気力を失っている人が増えていることへの憂慮を示した小林総支部長は、高齢者を差別し、安心・安全の医療を高齢者から取り上げる事態を招いた後期高齢者医療制度や安定した仕事に就けないままに契約社員として低賃金で不安定な生活を送らざるを得ない若者たちの実態を指摘した。

小林総支部長は、これらについて小泉政治以降の自公政権がもたらした結果であると重ねて指摘したうえで、民主党への政権交代を果たすことでこうした状況を方向転換していくことができると力説した。

続いて菅代表代行は、安倍首相、福田首相と2代続いた政権放り出しを問題視し、同時に市場主義に偏りすぎた小泉政治以降の自公政治が作り出した流れが格差社会を増長させることにつながったとの認識を示した。

また、政治に求められる姿として、「みなさんが払われた税金の使い道を明確にすることではないか。年金保険料もそうだ」と訴えると、聴衆からは賛同の拍手が沸き起こった。

そのうえで、税金も年金も「国民の皆さんのために使う」という本来のあるべき政治のあり方に戻していくことが民主党が実現しようとする政治の流れだと語った。

菅代表代行は政治のムダ遣いに関連して、居酒屋タクシーとして取り沙汰された関東地方整備局のムダ遣い問題にも言及し、ある幹部は年間490万円ものタクシーチケットを使っていたように、ムダ遣いが蔓延していた状況を指摘。また、特別会計など、官僚・政府が一体となってひた隠している埋蔵金は50兆円にものぼることを説明。

「すべてを明らかにするところから始めなければならない」と訴えた菅代表代行は、自公政権下では、そうしたムダ遣いを官僚と自民党政治家がいっしょになって隠してきた歴史があると指摘。「こうした政治の体質を民主党政権に代えることで改めていく。その実演を小林さんと取り組んでいく」と熱弁をふるうと、「がんばれ」「期待してるぞ」といった声が飛び交った。

街頭演説会には荒井聰・北海道3区総支部長もかけつけ、3人一丸となって自公政権下で続いてきた官僚政治を「国民の生活が第一」の政治へと大転換していく考えを表明した。《民主党ニュース》




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【三笠フーズ】社長が残留農薬米の転売指示を認める

米卸売加工会社「三笠フーズ」(大阪市北区)が殺虫剤やカビに汚染された米を食用として転売していた問題で、同社のA社長(73)が6日午前、同区内で、問題発覚後初めて会見した。A社長は「私から指示した。利益が出るということで私が決裁した」と述べ、転売を指示していたことを認めた。また同社が、不正を隠すため二重帳簿を作っていたことも明らかにした。

A社長は会見の冒頭、「このたびは皆様に多大なるご迷惑と心配をおかけしました」と話し、深々と頭を下げた。そのうえで「現在、農水省の指導で製品の回収をしています」と語った。

動機については「経営が苦しくてやってしまった」と弁明。「10年くらい前に買収した会社が(不正を)やっていた。5、6年前に(現場から)提案があり、私が『やれ』と言った」と不正のきっかけを説明した。《毎日新聞》

【北京パラリンピック】開幕

北京パラリンピックは6日、国家体育場での開会式で開幕し、全体の14番目で入場した日本は、選手団主将で車いすバスケットボール男子の京谷和幸(千葉県)らが明るい表情で行進した。大会は第2日の7日から熱戦が始まり、20競技で金メダルが争われる。《共同通信》

【自民党総裁選】事実上の選挙戦入り

自民党総裁選は6日、立候補を固めた麻生太郎幹事長(67)、石破茂前防衛相(51)、石原伸晃元政調会長(51)、小池百合子元防衛相(56)、与謝野馨経済財政担当相(70)の5氏による事実上の選挙戦がスタートした。最大の争点の経済財政政策でそれぞれ他候補との違いをアピールする一方、政権構想の取りまとめや電話による支持要請を進めた。

麻生氏は広島市での講演で「みんな財政規律がどうこうという話をするが、どう考えても今は景気対策だ」と重ねて強調。先端技術産業への研究開発投資の税制優遇を実施する考えを示した。

与謝野氏は都内で記者団に「小泉純一郎首相時代の最大の構造改革は経済のため財政出動しないことで、成功を収めた」と重ねて財政出動による需要創出に否定的な見解を表明した。《共同通信》



9月6日 その日のできごと(何の日)