平成5772日目

2004/10/27

この日のできごと(何の日)

【この日の小泉総理】

平成16年10月27日、小泉総理は台風23号で被災した兵庫県豊岡市を視察しました。

小泉総理は、同市内の円山川の堤防決壊現場や浸水で被害を受けた同市の梶原地区を訪れ、被害状況を視察するとともに、被災者を激励しました。小泉総理は、「新潟での地震の被害もひどかったが、台風の被害もすごい。1週間経ってもこれだけの泥水、各家庭や工場、機械も使い物にならないし、水に浸かった物も使えない。ひどい状況です。台風と地震、一体的に考えなければならない。両方ともひどい。しっかりやります。」と述べました。

平成16年10月27日、小泉総理は総理大臣官邸でアテネパラリンピックの日本代表選手団を表彰しました。

9月17日から28日まで12日間にわたって開催されたアテネパラリンピックで、日本代表選手団は幅広い種目で活躍し、金メダル17個を含む過去最多となる52個のメダルを獲得しました。

この日総理大臣官邸には、メダリスト、8位以内の入賞者、自己記録更新者、伴走者など約100人が招かれ、小泉総理から岩坪日本代表選手団団長(日本障害者スポーツ協会事務局長)に表彰状を授与するとともに、金メダリストには賜杯を伝達し、各種目の代表に記念品を贈呈しました。

小泉総理は挨拶の中で、「皆さんの、障害を乗り越えての活躍をテレビで見たが、本当に感動した。皆さんの姿を見て、私も頑張らなければいけない、と思った人はたくさんいたと思う。」と述べ、選手達の活躍を称えました。《首相官邸》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【 MLBワールドシリーズ】レッドソックス、86年ぶり6度目の優勝


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米大リーグのワールドシリーズ第4戦は27日、当地で行われ、レッドソックス(ア・リーグ、ワイルドカード=WC)が3-0でカージナルス(ナ・リーグ中地区1位)を破り、4連勝で86年ぶり6度目の頂点に立った。4連勝での同シリーズ制覇は史上18度目、WCからの制覇は3年連続。ポストシーズンゲーム8連勝は新記録となった。

レッドソックスは1回、先頭デーモンのソロ本塁打で先制。3回にもオルティス、ニクソンの二塁打などで2点を加え、そのまま逃げ切った。

カージナルスはレッドソックスの先発ローに、7回まで3安打に抑えられるなど看板の打線が不発で無得点。4連戦で一度もリードすることなく敗退した。田口外野手は出場機会がなかった。《共同通信》

【プロ野球MVP】中日・川上憲伸投手、ダイエー・松中信彦内野手

プロ野球のセ・パ両リーグは27日、記者投票による今季の最優秀選手(MVP)、最優秀新人(新人王)、ベストナインを発表した。MVPはパがダイエーの松中信彦内野手(30)、セは中日の川上憲伸投手(29)が選出された。新人王はパがダイエーの三瀬幸司投手(28)、セはヤクルトの川島亮投手(23)が選ばれた。

松中は打率3割5分8厘、120打点、44本塁打で三冠王を獲得。1位票137票で、00年以来4年ぶり2度目のMVPとなった。川上は17勝を挙げ、リーグ優勝の原動力となった。1位票を157票集め、2位の立浪を引き離し、初受賞した。

三瀬は抑えとして32セーブポイントを挙げ、最優秀救援のタイトルを獲得。28歳7カ月で、パでは史上最年長の新人王となった。川島は10勝を挙げ、防御率も3.17でリーグ3位だった。《朝日新聞》

【新潟県長岡市】中越地震から4日、土砂崩れ現場から2歳児救出

新潟県中越地震で行方不明になっていた同県小出町の主婦Mさん(39)ら母子が27日午後、長岡市の土砂崩れ現場で見つかった。長男Aちゃん(2つ)は岩のすき間で生存、本震から約92時間ぶりに救出され、長岡市の赤十字病院に運ばれ手当てを受けた。つぶされた乗用車内で岩に体を挟まれていたMさんは、同病院に搬送後、死亡が確認された。《共同通信》

【小泉純一郎首相】民主・岡田代表と初対決

小泉純一郎首相と岡田克也民主党代表による初めての党首討論が27日午後、開かれた。首相は政治資金規正法改正での迂回献金禁止について「迂回献金の定義は立法作業上難しい。与野党が委員会でよく議論してほしい」と慎重な考えを表明した。岡田氏が改正案に盛り込むよう求めたのに対して答えた。

自民党の政治資金団体「国民政治協会」をめぐる迂回献金疑惑で岡田氏が調査報告を要求したのに対し、首相は「不正献金はないと聞いているが、調査結果が分かり次第(武部勤)幹事長から報告する」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

[党首討論]被災者の立場での支援を 迂回献金の禁止求める

今国会初めてとなる党首討論が27日、国会内で開かれ、岡田克也代表と小泉首相とが、被災者支援、政治とカネの問題などをめぐって1対1の論戦を繰り広げた。

冒頭、岡田代表は、イラクで人質となった香田さんの事件を取り上げ、「我々は犯人の言い分を聞くわけではないが、自衛隊の派遣に関連して起きたことであり、救出に大きな責任を負う」として小泉首相に見解を質した。首相は「民間人が人質となっていることに憂慮している。釈放に全力を挙げる」とした。

次に岡田代表は、党首討論のあり方を質し、「国民に国会の議論を理解してもらう」ためにも重要であるとして、少なくとも隔週での開催と、首相に「逃げずに正面からの答弁」を求めた。首相は党首討論の開催回数には答えず、得意の逃げとすり替えで、「何回でも議論をというのは拒むものではない。どの委員会でも私は受けます」と答えた。

岡田代表は新潟県中越地震に関して「10万人以上の人がテント、車、体育館などで生活している。厳しい状況。我々も物資調達、募金活動、現地での活動をNPOとともに行っているが、最後は行政。多様な要望がきている思うが、今政治がどれだけのことをやってくれるか、現地は期待している。メッセージを」と首相に求めた。首相は「緊密に連絡をとり、応えるようにしたい」と応じた。これに対して岡田代表は、「被災者の立場に立っての支援が必要。新潟だけでなく、台風の被害地、香川、徳島、兵庫なども訪れた。住宅の再建に、被災者生活再建支援法での300万円の枠を使えるようにする、改正法を提出するが、協力を」と、この国会での、支援法の改正に踏み切るよう求めた。首相は「機敏に柔軟に対応できないか、提案も含めて何ができるか検討したい」とした。

続いて岡田代表は、1億円のヤミ献金問題を取り上げ、村岡元官房長官の証人喚問の実現へ、首相のリーダーシップを求めた。証人喚問に関して岡田代表は、「本人の問題なら、反対の理由はない」として実現を強く迫った。これに対して首相は「『委員会で決めていただければ出る』と言っている、と聞いている」と何ら指導性を発揮しなかった。さらに岡田代表が「党としての態度、総裁として指示を出せばこの問題は済む」と迫ると、首相は「あれこれ言うべきではない。委員会の決定を尊重する」と全く総裁としてのリーダーシップを示さず、事実上、証人喚問を拒否した。

岡田代表は、山拓首相補佐官に日本歯科医師連盟から5000万円が贈られ、国民政治協会から領収書が出されている問題を取り上げ、「それに見合う入金が国民政治協会にあったのか。調査したのか、それは銀行振込だったのか」を質し「1分で分かる話。明日報告を」と迫った。首相は「迂回献金はないと報告を受けている」と一般論にすり替えた答弁。

また、迂回献金に関して、代表が政治資金規正法を改正し、条件付献金について「民主党は禁止条項を置くと主張しているが、与党案にはない」と批判し、改正に応ずるよう求めた。これに対しても首相は、「議員立法で、各党で議論してまとめてほしい」と他人事のような無責任な答弁に終始。岡田代表は「ごまかし、ごまかしで逃げようとしている」と首相の姿勢を厳しく批判した。

冗長な答弁で時間を費やした 党首討論後に岡田代表

岡田克也代表は27日、党首討論を終えた後に国会内で記者団の質問に答えた。小泉首相から満足する答弁を得られたか、との問いに岡田代表は、「党首討論なので、短くやり取りをしたいと思っていたが、総理の答弁はきわめて長かった。冗長だった。それで非常に時間を費やしたという感じがする」と感想を述べ、首相の答弁ぶりについては、「例によって、かわしかわしのすり替えの答弁だったと思う。残念だ」と失望感を示した。

党首討論の全体の所感については、「見ている皆さんが政治に対して理解を深め、関心を深めていただく、それが党首討論だと思っている」とし、「どちらの言っていることにより説得力があったか、それは国民の皆さんが判断されることだ」と述べた。

また、小泉首相から発言のあった党首討論の本会議での開催については、「形式も大事だが、より重要なことは党首討論をしっかりやること。他の委員会に総理が出たからできないということではない。定期的にやるということが一番重要だと思う。ある意味、議論のすり替えではないかと思って聞いていた」とし、まずは党首討論の定期的な開催が重要だとの認識を改めて示した。

[次の内閣]イラク人質事件、政治資金規正法改正案などを議論

民主党『次の内閣』は27日、党首討論終了後に国会内で閣議を開催した。

閣議ではまず、イラク人質事件について、鳩山由紀夫ネクスト外務大臣より、本日午前中に開催された民主党の緊急対策会議での情報収集や議論も踏まえての報告が行なわれた。また、この事件に対する民主党の基本的スタンスを示した「イラクでの日本人人質事件に関して」との代表談話が発表されたことも報告された。

また、岩國哲人ネクスト政治改革担当大臣より、民主党の政治資金規正法改正案(骨子)についても改めて説明があり、法案化作業を進めることが了承された。閣議後の記者会見で仙谷由人政策調査会長(ネクスト官房長官)は、「法案化へ向けて最終的に詰めをして提出することとなる」と述べるとともに、他の野党にも民主党案への賛同を呼びかけていくことも明らかにした。

本改正案(骨子)は、既に提出し継続審議となっている法案の(1)寄附を受領できる政党支部数の制限、(2)公共事業受注者等の献金禁止、(3)後援会等の機関紙誌への広告規制、(4)収支報告書等の保存期間を5年に延長、インターネット上で公開、に加えて、新たに、(5)政治団体間の寄附制限、(6)迂回献金の防止、(7)外部監査の義務化、(8)収支報告書の不記載に対する罰則強化、(9)残高証明の義務化、(10)寄附の銀行振込の義務化、が柱となっている。

また閣議では、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案」(民主党案)に関しての中間報告も行われ、経済活動の憲法とも言われる同法の実効性ある抜本改正に向けて、ネクスト大臣の間で活発な議論が交わされ、さらに議論を深めつつも、政府案に対峙した国会議論を行うために法案化作業を進めることが了承された。

閣議後の会見で仙谷政調会長は、本日行われた党首討論の感想についても問われ、特に小泉首相の「知らないのか、とぼけているのか、はぐらかしているのか」という答弁ぶりについて、「懸命な国民の皆さんからは、ほとんど見抜かれている」と厳しく指摘した。

民主党、イラク人質事件緊急対策会議を開催

民主党は27日午前、イラク人質事件緊急対策会議を党本部で開催した。会議の冒頭、鳩山由紀夫対策会議議長(ネクスト外務大臣)は、「民主党として、緊急にどのような対応ができるか、皆さんでご協議を願いたい」と挨拶。続いて外務省から、今回の人質事件について現時点での状況説明を聴取した。

会議では、今後、正確な情報収集に努力することを確認するとともに、党としての方針決定については、収集・分析した情報などをもとに拡大臨時役員会で協議することなどが報告された。

会議には、鳩山議長のほかに、川端達夫幹事長、会議の副議長である平野博文幹事長代理、広野ただし参院幹事長代理、北橋健治役員室長、事務局長の藤田幸久国際局長、事務局長代理の島聡役員室長代理(危機管理監)、末松義規、松本剛明、佐藤公治、伴野豊、岡島一正、馬淵澄夫、田嶋要、津村啓介各衆議院議員、榛葉賀津也参議院議員が出席した。《民主党ニュース》



10月27日 その日のできごと(何の日)