平成5770日目

2004/10/25

【新潟県山古志村】中越地震で孤立、村民2100人避難

新潟県中越地震で、孤立していた山古志村の村民ほぼ全員が25日、ヘリコプターなどで隣接する長岡市に避難した。一方、川口町は町民約5700人の大半が孤立状態のまま。県によると、車の行き来ができず、孤立した集落が県内に55あり、うち10集落では地滑りの恐れがある。

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県警によると、避難生活の疲労で亡くなった人が4人おり、これらの人も含め、死者は26人に。新たに行方不明者が3人いることがわかった。被災地では雨が降り始めた。約9万8千人が避難生活を続けている。

山古志村の全村民を対象とした救出活動は25日も続き、村内4カ所に設けられた臨時ヘリポートと長岡市をヘリが往復、2日間で約1780人が救助された。25日午後5時半に村を出た最後のヘリに長島忠美村長も乗り込んだ。村などによると、少なくとも6人の住民が村に残った。飼っている牛やコイに餌を与えるなどの理由という。《朝日新聞》




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10月25日のできごと(何の日)
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【プロ野球・日本シリーズ】西武(伊東勤監督)12年ぶり9度目の優勝

プロ野球日本シリーズ第7戦は25日、名古屋市のナゴヤドームで行われ、西武が7−2で中日を下し、通算4勝3敗で1992年以来、12年ぶり9度目の優勝を飾った。西武は93年以来続いていた日本シリーズでの敗退を5で止めた。《共同通信》

【この日の小泉総理】

平成16年10月25日、小泉総理は総理大臣官邸で、ハンガリーのジュルチャーニ首相と首脳会談を行いました。

会談では、経済、社会、文化などでの両国の関係強化を図るため、民間有識者による「日本・ハンガリー協力フォーラム」を設立することで合意しました。同フォーラムは日本とハンガリーの有識者5人ずつで構成し、両国間の協力強化に向けた提言を行う予定です。

また、両首脳は地球温暖化防止のための京都議定書の発効の見通しが高まったことを受けて、ハンガリーでの環境分野における共同実施事業の実施促進に向けた両国の協力を確認しました。国連安保理改革については、常任、非常任の理事国双方を拡大することを含め、早期の改革実現に向けて協力することを確認しました。また、ジュルチャーニ首相は、日本の常任理事国入りに支持を表明しました。

会談でジュルチャーニ首相は、「これまで日本から行われてきたハンガリーへの投資はハンガリー経済に大きな影響を与えている。」と日本の対ハンガリー投資を評価しました。これを受けて小泉総理は、「両国間の経済関係の拡大は両国の利益になる。民間企業の交流を進めて行きたい。」と述べました。

会談後両首脳は、本年5月に新たにEUに加盟したハンガリーと日本の今後の二国間関係の方向性を定めた共同声明に署名しました。《首相官邸》

【この日の民主党】

岡田代表ら、新潟県中越地震の被災地を訪問、被災者を激励

25日、岡田克也代表は、04年新潟県中越地震の視察に、地元出身の田中眞紀子衆議院議員とともにヘリコプターと乗用車を乗り継ぎ、現地入りした。

岡田代表らは上空からの視察で、山が崩落して道路が埋まり大きな亀裂が走っている様子や、脱線事故を起こした新幹線の車体など、深刻な状況を確認した後、小千谷市に降り立ち、新潟県選出の森ゆうこ参議院議員、菊田まき子衆議院議員、佐藤信幸県連幹事長、ボランティアで24日から滞在していた市村浩一郎衆院議員らと合流して、小千谷市の佐藤助役らの先導で被災地を視察した。孤立した集落から避難民を移送している浦柄地区では、涙ながらに窮状を訴える人びとの手を握りながら激励。続いて小千谷小学校の避難場所で岡田代表は、福島県連から届いたおにぎりを配りながら、子どもたちにも「オッ、がんばれよ!」と声をかけた。

市対策本部では西村智奈美衆院議員も合流して関広一市長から被害状況の説明と要望を聴取。食料・水などの支援物資の輸送が、幹線道路が寸断されて思うようにいかないなどの現状の報告とともに、激甚災害指定の一刻も早い決定を、との強い要請があった。岡田代表からは、幹線道路の整備や早期の補正予算などの予算措置の必要性を、党首討論でしっかり総理に伝えることを約束。地元国会議員らは、トイレの設置、温かい食事の供給、正確な情報伝達、ボランティア受け入れの態勢づくりなど早急の対応を関係各所に要請し続けた。

続く長岡市でも、火災の延焼は免れたものの余震の頻発で市民は心理的ダメージが大きいこと、電気は25日中に復旧するが、ガスが使えないため風呂にも入れず、温かい食べ物を提供できないこと、などの現況報告が、被災の長期化への不安とともに訴えられた。また、村落全体が孤立していた山古志村の長岡市への避難が25日中に完了し、今後は仮設住宅の建設が急務との報告も行われた。岡田代表は、小千谷市と同様に一刻も早い積極的な支援を約束した。

岡田代表は山古志村の村民が避難している大手高校を激励に訪れた後、帰京して官邸に直行。それぞれの地元の状況を踏まえ、それに見合った早期の予算措置などの対応策と、お年寄りや赤ちゃん、妊婦など、弱者への特段の対応を講ずるよう、杉浦官房副長官らに強く要請した。

新潟県中越地震災害対策本部、現状に即した支援に向け議論

民主党は25日午前、岡田克也代表が新潟県入りし、大型地震の被害状況の把握に当たるとともに、地震が発生した23日夜直ちに設置した民主党新潟県中越地震災害対策本部(川端達夫本部長)の会議を党本部で開催。被災者救援や復旧策等について協議した。

会議冒頭、川端本部長は「亡くなられた多くの方々に心からのご冥福と、また大変な状況のなかで現在も耐えておいでの被災者のみなさんにお見舞いを申し上げ、我々としてできることに全力で取り組んでいきたい」と述べた。

会議では地震発生時に東京電力柏崎刈羽原子力発電所視察等のために新潟県を訪れていた本部長代理の鳩山由紀夫ネクスト外務大臣から、24日に行った小千谷市、長岡市での発生直後の調査状況が報告された。報道以上に深刻な家屋・商店・ビル等の被害の実態、インフラ復旧のメドが立たないなかでの食料不足の窮状、国道17号線が遮断されているため山古志村はじめいくつかの集落が孤立している現状、救出作業・被害の実態把握が難航している様子等に鳩山本部長代理は言及。食料支援、NPO・ボランティアと連携した支援体制の確立、仮設トイレの設置等が急務だと指摘。また、数名の民主党議員が独自の判断でボランティア受け入れ体制整備や食料支援を開始したことを報告した。

また、新潟県選出の渡辺秀央参議院議員は日々、寒さが増す中での毛布等の支援物資の必要性を指摘した。

内閣府から現在の支援状況の報告を受けるとともに、会議での議論を踏まえて現状に即した支援の拡充を要請。また、民主党として募金やボランティア活動を早急に開始することを決定した。

会議には副本部長の仙谷由人政調会長、輿石東参議院幹事長、事務局長の円より子ネクスト防災担当相、事務局次長の松原仁ネクスト防災担当副相、中山義活国民運動委員長、島聡役員室長代理、委員の渡辺秀央参議院議員、津村啓介衆議院議員が出席した。

新潟県中越地震災害復旧義援募金を上野で展開、善意の浄財集まる

新潟県中越地震の救援活動に向けて精力的な取り組みを開始した民主党は25日、「新潟県中越地震災害復旧義援募金活動」の一環としてJR上野駅前で募金活動を展開した。

募金活動では、同対策本部の本部長代理の鳩山由紀夫ネクスト外務大臣、同事務局長の円より子ネクスト防災担当大臣、同事務局次長の中山義活国民運動委員長、東京選挙区選出の蓮舫参議院議員らが次々に登壇。まず円防災担当大臣は、窮状を前に民主党が直ちに対策本部を立ち上げたことを報告。地元選出の中山国民運動委員長は「北の玄関口の上野から、みなさまの善意を現地に届けたい」と挨拶した。また地震発生直後に小千谷市・長岡市周辺の現地調査を行った鳩山ネクスト外務大臣は「人口密集地でなかったため、阪神・淡路大震災より被害が小さいような印象を受けるが、広範囲に渡っていて被害は甚大だ」と惨状を報告するとともに、「大変な状況を前にご協力を」と呼びかけた。

約2時間にわたって行われた募金活動を通じて、23万8921円の浄財が寄せられた。民主党ではこうした募金活動と併せて、支援物資の収集活動、ボランティアチームの現地派遣等にも積極的な取組みを行っていく予定。《民主党ニュース》



10月25日 その日のできごと(何の日)